ボクシングのトレーナーとして始めたばかりの人たちを本気の殴り合いのストレスに慣れさせるのって大きな課題なんですよね。
殴り合いは恐いです。でも克服できます。
ただ、かっこつけて「恐がっている事実」から目を背けてしまうと、それは改善されません。
スパーリングに慣れているプロですらプレッシャーは感じますから、ダサいことじゃないんです。
僕に言わせれば弱さを認められないことの方が「ダサい」です。
スパーリングの恐さを克服する
前提
大切なことは「恐がってはいけない」と自分に命令しないことです。
恐がってはいけないと思えば思うほど動きは固くなってしまって、相手はパンチを当てやすくなります。殴られて余計に恐くなる悪循環です。
やってはいけないことは恐がってはいけないと自分を責めてしまうことです。
始めは誰だって恐いので恐いと思う自分を受け入れて認めてしまいましょう。
次に恐怖を克服するトレーニングです。
まずは殴る練習。
殴る練習
思い切り人を殴るのってストレスが大きすぎます。
なので殴る練習から。
右で殴るのが恐かったら左だけ。
ただ、左で力いっぱい殴ることが大切です。
リードハンドは力が入りにくいからなのか、奥の手より自然に殴れます。
格上の選手のディフェンスのトレーニングとしての役割も果たしてくれるので、一石二鳥です。
格上にパンチをが当てられることを知ることは自信にも繋がっていきます。
以下の動画のように両手が難しければ片手、顔面を殴るのも難しければガードの上といった具合にストレスを小さくしていってできるところから進めていけば、少しづつ人を殴るストレスを克服できるはずです。
殴られる練習
殴られる練習も同じように両手でのスパーリングが難しければ左だけ、それも難しければジャブだけといった具合でストレスをどんどん小さくして、できるところから始めます。
相手の本気のパンチを受けることに慣れていきます。
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