自分の土俵を知らないと勝てない だけど自分の土俵は自分では分からない

プライベート戦略

僕の失敗とその原因についての僕の考えをまずはお話します。

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過信

僕は自分自身の能力を過信しました。
その結果目を怪我し、ベルトを失いました。

僕は前回の試合、豊嶋選手との試合の映像の豊嶋選手のパワーポジションを見た瞬間に「接近戦はまずい」と感じました。
股関節をしっかりと曲げて強い力を発揮できるポジションの作り方が日本では見ないレベルだったからです。
明らかに接近戦が強いことは察することができました。
しかし、僕は勝負してみたいと考えてしまったんです。このレベルの選手を接近戦で押し込めるか試したい。自分にはそれができると。

豊嶋選手が負けた試合からアウトボクシングが有効であろうことも推察できました。
しかし、僕はクドゥラ選手に勝ったことで自信を深めてしまったんです。
アウトボクシングなんかしたくない、打ち勝ってみせると。

まずは最初の公開採点まで中間距離で打ち合ってみよう。
上手くいかなければアウトボクシングに切り替えればいい。そう簡単に考えていました。
しかし現実はその考えを簡単に弾き返します。
3ラウンドの左フックの後からジワリジワリと右目の視力がおかしくなっていきました。
そして4回になった時には手遅れ。自分が何を打ち込まれているのか、どんどん分からなくなってしまいました。

もちろん、アウトボクシングをしたからと言って勝てるとは言いません。
負けた確率は高かったと思います。
それほど豊嶋選手は強かった。しかし目の異常を抱えたまま試合をして後悔するようなことはなかった確率は高かったと思います。

試合が終わって時間がたった後でどうしてアウトボクシングをしなかったんだと後悔しました。
そして何よりも後悔したのは、自分自身への過信です。

自惚れていました。
だから負けたんです。
負けた時は目の怪我のせいにしました。でも、今では認められます。目の怪我が原因ではありません。
自分の力を過信したから負けたんです。

僕は僕自身を客観視できていませんでした。

己を知り敵を知れば百戦危うからず

ボクシングの戦略で最重要になるのは自分自身の能力を客観視できることです。

性格に起因したリスク許容度、パワー、スピード、打たれ強さなどのスキルセット。

これを前提にして相手と自分の能力を比較していくからです。
もしこの前提が崩れてしまえば、当然ながら戦略も成立しません。
パワーで勝る相手にパワーで勝負すれば負けます。
スピードで勝る相手にスピードで勝負すれば負けます。

戦略の立案において最優先事項は自分の土俵とは何かを知ることです。

そして勝利への鍵はそこ意外では戦わないこと。

大吾の件でも触れましたが、当事者が自分自身を客観視するのは無理です。

冷静な第三者が冷静に選手の土俵を見極めなければ、勝てるものも勝てないんです。

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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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