トレーナー業の未来は?

よもやま話

ボクシングのトレーナーの未来はどうなるんでしょうか。

この本になんとなくの未来が書いてありました。

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知性について

トレーナーの未来を考える前にまずは人工知能の知性について簡単に解説してみます。
何ができるのかできないのか。

特徴量から概念を定義する

特徴量というのは分かりやすく言うと概念を定義する大まかな形と、その量のことです。
例えば「猫」という概念ならそのシルエットのどこに猫の特徴が表れているのか、犬と区別する部分はどこなのかといったもので、猫の凹凸の形状のどの部分がどの程度、どうなっているのかというのが特徴量です。

現在の人工知能は膨大な情報を解析して概念を自ら定義(特徴量を見つけられる)することができる段階にまで来ているそうです。概念を見つけて定義するってかなりの知能ですよね。
人間の仕事は人工知能にデータを与えて、データから人工知能が定義した概念に人の言葉を当てはめるということです。

人工知能が猫の特徴量を見つけて、「11100011 10000001 10101101 11100011 10000001 10010011」という概念を定義します。
そしてその画像を人間に示すと、人間は「これは日本語で『猫』というんだよ」と翻訳してあげます。

こんな風に今の人工知能は自ら「人」や「車」といった概念を定義できる段階にあるようですね。

特徴量を組み合わせて他の概念を見つける

さらに最先端では特徴量を組み合わせて新たな概念を生み出すこともできるんだとか。
人間と雌雄を組み合わせて男と女を区別できる、というようなことですかね。

知性とは

知性ってなんだろうと思いたって、きっとその分野の最先端は人工知能分野だろうと思って興味本位で読んでみましたが、素人の僕にもとても分かりやすく書かれていました。

まとめると今の人口知能の知性とは大量のデータを抽象化し、その中にあるの共通のエッセンスを取り出し、それを様々なことに当てはめて一般化できるということです。
僕が以前記事にしたことですね。
人工知能はもうこの段階まで来てるということです。

そのうち人の仕事はなくなりますね。

ついつい話が脱線してしまいましたが、僕が知りたいのはトレーナー業の未来がどうなるのかでした。

タイトルにある通り人口知能の発達がボクシングに与える影響を素人なりに考えてみたんです。

既述の通り人工知能はイメージからあるパターンを抽出することができるようなので、スポーツ動作解析に使われると予想できます。

こんな風に関節の動きを解析できるようになるはず。

一流選手の動作を解析して姿勢や骨盤と股関節の動き、軸などの共通点を抽出して、一流選手の平均的な動きを教えてくれると思います。

僕がやっているようなことを機械の精密さでできるようになるってことですね。

人口知能が一流選手の関節の動きを解析して平均的なパンチの打法を示してくれたり、統計的に有効なディフェンスムーブの組み合わせ、必殺のコンビネーションなんかを教えてくれます。

チェスや将棋の戦略のように統計的に勝利の方程式を導き出せるかもしれません。

人工知能による一流選手の動作解析は特に若い世代には正攻法として受け入れられると思います。ミリ単位で解析できるコンピューターに人間は勝てませんからね。
もしこれまでのようにジムで曖昧な知識で教えてしまうと「いやいや、いい加減なことを言うんじゃない。人工知能の言っていることと違うぞ」と言われてしまうのは明白です。既にYou Tubeにより僕のような人が現れはじめているので、トレーナー淘汰の圧力は急速に高まっていますよね。

また動作解析だけでなく、この動作を覚えるためには統計的にはこの動作をこれくらいの回数やる、これ以上やると効果が薄まるといったことも教えてくれるかもしれません。

統計的にスタミナをつけるトレーニングの正解はこれ、とかもあるはずです

人工知能が正しい動作やその練習方法までとなると、これまでいい加減に教えていたトレーナーの居場所はなくなります。ほとんどのトレーナーの役割は失われるはずです。

人工知能は早ければ上記のような役割を2030年(10年を切った!)には達成すると予想されています。きっとその頃には人工知能を上手く扱うことが教育者やコーチといった職業には求められていきます。
人工知能が正しい動作どころかその習得方法までを教えてくれるのなら、トレーナーの仕事は何でしょうか。

どうやら人工知能は推論まではまだできないようです。
推論というのはこうなった結果の原因はこうこうこうであろうという論理を組み上げることです。

だとすればトレーナーの仕事は人工知能の発見した動作や戦略などに意味を与えることだと思います。

知識や経験がとっても大切になっていきますよね。

You Tubeの普及でボクシングが好きなだけではもう教えられない時代です。特に若い世代にとってはYou Tubeが先生です。トレーナーが教えるボクシングに一貫した論理がなければ生徒はSNSで攻撃してくると思います。

ネットの悪評は半永久的に残りますのでね。本当に下手な教え方はできません。

僕の拇指球理論や膝理論などその他諸々への批判などのように淘汰圧に晒されます。

これまで殆ど競争のなかったボクシングのトレーナー界に、ようやく自然淘汰の圧力がかかり始めています。

いつかは人が要らなくなる

もちろん推論の能力もいつかは実現してしまうはずです。
まあそうなったころにはトレーナーどころか人間の仕事は全て無くなってしまうんでしょうけどね。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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