以前の記事で好奇心に基づいた学習が脳を活性化させるとお話しました。
今回はそれを飛躍させたよもやま話をしてみます。
長いんで結論を言うと、好きなこととか楽しいことをやるほうが学習の効率良いよね?です。
無駄に壮大で飛躍した発想で妻に呆れられる系の話ですが最後までお付き合いください。
好奇心によってたどり着く本質
物事の本質は似通っています。
僕の推論の域をでないのですが天才と呼ばれる人達は好きなものを観察する、好きなことを深めていく過程で、恐らくは幼少期に、意識的にしろ無意識的にしろ物事の規則性(法則、本質)に気がつくことができたのです。
その規則性をあらゆることに当てはめて理解するから、それを知らない所謂凡人と比較して物事を素早く理解することができます。
そしてその規則性からさらに高次の規則性を導き出します。
その新たな規則性からさらに高次の…という知の連鎖反応、好循環を生み出し、それが凡人との知能の差を広げ続けるのだと考えています。
ある規則性を見つけて「これとこれの規則性似てるなあ」と別々のものの共通点に気がつきます。
「違っているようだけど本当は同じものなんだ!」となって、「これとこれとこれとこれは同じなんだ!」とそれを色々なものに当てはめて一般化します。
「じゃあ、こいつにもこの規則性が応用できるだろう」と仮説をたて実践。うまくいかなければその原因を推論し再び実践、徐々に本質の輪郭が現れ始めます。
一本の曲線(数式)を展開することでそこに隠されている複数の曲線を見つけていくってことができるようなものです。
本質は同質
そして少しでも本質に近づくためには好奇心という強い原動力が必要で、それは好きなことでなければ生み出せないものです。
この画像の左は脳のニューロン細胞で右は宇宙の大規模構造です。
類似した構造をしています。
都市部の道路網や線路網、インターネット、河川、人間関係、言葉やボクシングの技術体系や学問体系などのネットワークも同じような構造をしていると思います。
木の根っこです。
中心に密集して端へ伸びていくような構造です。
見慣れてしまっているのでこれが当たり前に感じますが、先入観を排除すれば栄養を供給する根の形は色んなものが想像できます。
どうして脳細胞や宇宙の構造と類似するのか不思議に感じませんか?
路線図です。
山の手線のターミナル駅に多くの路線が密集し、乗車数の低い端っこの駅とすべての駅を間接的につないでいます。
恋愛関係のネットワークです。
一人の人がたくさんの人と恋愛関係(経験豊富)をもっていて、大多数はその人に繋がれているだけ(経験に乏しい)です。
インターネットの構造です。
一つのノードが多くのリンクを持ち、沢山のノードを繋いでいます。
それぞれのノードがリンクをもって繋がっているわけではありません。
巨大なノードが他のノードを仲介するターミナル駅のような役割を果たしています。。
でたらめなようでいて物事の形は似ています。
直観的にはネットワークは全てのノード(点)がバランスよく別のノードに繋がっている構造を想像してしまいますが、実際には一つのノードが多くのリンクを持ち、そこから他のノードに向かって拡散していく構造をしています。
ウィルスは一人一人が同じ数の人に接触して感染を広げているのではなく、一部の人が媒介となって大量の人へ感染を拡大させ、ほとんどの感染者は感染を広げてはいないんです。
上記のネットワークと同じ構造です。
富のネットワークは目には見えませんが、視覚化できれば一部の資本家の元に富が集中しそこから分散していく構造をしているはずです。
銀行やファンド、国家が分かりやすいかもしれません。
一度税金や貯金などとして一か所に集めて各個人や企業といったノードへ分散させる。
これは個人の資産でも同じようなことが言えるはずで、だからこそ大金持ちであればあるほど、構造上金が集まっていきます。
僕は何故こんな類似した構造が一見すると無関係なものに共通してみられるのかを考えました。
実は宇宙は誰かの脳みその中にある、と一瞬結論しそうになりましたが、冷静に考えればその確率は低そうです。
ネットワークがこの形に収束する理由が分かればボクシングにも応用できないかな?と僕は考えを飛躍させました。
つづく。
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