『アッパー』と『ダウナー』 二つの集中

メンタル

今回は集中方法とかメンタルに関する内容です。
僕はボクシングの経験から2種類の精神状態、集中状態を発見しています。
その二つが「ダウナー」と「アッパー」です。
名前は麻薬の分類から拝借しました。

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アッパーとダウナーの集中

アッパーとかダウナーってのは薬物のタイプわけに使われますよね。
麻痺作用のあるダウナーと興奮作用のあるアッパーです。
麻薬を使ったことはありませんが、僕の感じる2種類の集中状態に似ているんです。
この集中方法は間違いなくパフォーマンスに影響します。
もしかするとこの二つは本質的には同じなのかもしれませんが、僕は両方とも違う種類の集中だと感じているんです。

言葉で説明するのが難しいですが「俺って無敵ィィイ!!!」って感じで上へ上がっていくのアッパーです、で「俺は無敵…」と沈んでいくのがダウナーです。

見た感じと僕の体験を合わせると、アメリカ人と中南米人はアッパーの集中、日本人やヨーロッパ人はダウナーの集中が多いと思います。
ゴロフキン選手とロマチェンコ選手と井上尚弥選手はダウナーの集中で最近のアルバレス選手やデービス選手、クロフォード選手はアッパーの集中です。
なんとなく分かりますか?
もちろんこのどちらか一方だけということはないので微妙に配合具合が違うんすけどね。
具体的な違いは後述します。

アッパーに作るか、ダウナーに作るかで全く違う試合の結果、内容になることを僕は経験しています。

アッパーの集中

アッパーの集中は興奮状態を作り出す集中方法です。
興奮させていくのでリスクや恐怖に鈍感になります。

簡単に言うと「うおおおお!!!俺は無敵だあああ!!!」みたいな精神状態に持っていきます。

集中方法

試合前とか試合中って不安になったりすると思います。
アッパーの集中はその不安を押さえつけず、受け入れて解放することです。

不安なら不安でいいし、怖ければ怖くてもいいんです。
その二つが大きい方が力を発揮できることもあります。
大番狂わせを起こすような逆境に強く勝負強い人はアッパーの集中だと思います。

自分自身を押さえつけず、むしろ
「俺は今、緊張して不安を感じている!!!」
と感情に任せます。

自分自身の緊張を許し、不安や恐怖を許します。
緊張するのを拒否したり、不安や恐怖を跳ね除けてはいけません。
自分自身を一切制御せず、感情のままに任せます。

そうするとフッと楽になった瞬間に「負けたらどうしよう」といった負の感情が一気に「どうにでもなれ!」と正の感情に反転します。

ここまで自分にプレッシャーをかけまくて、テンションをぶち上げていきます。
緊張を感じる度に「もっと緊張させてくれ!」とか「もっと恐怖を味わいたい」と考えるようにすると、逆に恐怖も緊張も薄れていきます。

音楽にノるような感じで体をゆすって楽しい気分を作り出して「やってやるぜー!(ニヤニヤ)」とかやるとより興奮できます。

音楽フェスとかクラブで興奮した精神状態のイメージが近いかもしれません。
とにかく気持ちを上げていく感じです。
日常生活に音楽とかダンスが溶け込んでいて、精神の興奮状態を頻繁に経験している方はこっちが向いていると思います。

リスクと恐怖に鈍感になるので致命的なミスをしてしまう確率が上がります。

ダウナーの集中

ダウナーの集中基本は呼吸に集中し雑念を取り払うことです。
雑念を取り払うという言い方をすると高尚な言い方になってしまう気がしますが、具体的に言うと呼吸に集中することです。

ダウナーの集中は瞑想状態に近いと僕は考えています。
ズシーンと気分がどんどん沈んで冷静になっていきます。
上記のアッパーは上に上がっていくような感じがしましたが、ダウナーの集中は下へ沈んでいく感じがします。
アッパーと違い訓練が必要な方法ではあるので、修行僧のような僕のようなタイプの人に向いていますが、元々アッパーの人でもできます。
自分自身の感情に任せてしまうアッパーの集中と違い、感情を達観する(コントロールはしない)方法です。
浮かんできた感情を眺めて、「あー今緊張しているなー」という感じで受け止めずに流します。

ポイントはアッパーと同じく「緊張してはダメだ」と自制しないことです。
違いは客観的に自分自身の精神状態を眺めることと、感情を掴まえてその感情を深く覗き込まないことです。
恐怖が浮かんでも掴まえずにすぐに手放してください。
集中が深まると雑念が取り払われて徐々に落ち着いていきます。

集中方法

とにかく呼吸に集中します。
そして感情の抑揚を客観的に認識するようにします。
不安や緊張を感じても「緊張しているなー」とその感情を捕まえずに手放し、呼吸に集中し続けます。
「怖がってはいけない」や「テンションを上げよう」と考えずにとにかく呼吸に集中します。

アッパーの集中より時間はかかりますが、自分がやるべきことに集中することができるので一貫した行動をとることができ、ミスなく戦略を遂行できます。
逆にチャンスを生かせなかったり、劣勢でも流れに逆らえなかったりします。

まとめ

スポーツ以外でも例えば商談などのプレッシャーのかかる場面でも共通する話だと思います。

二つに共通するのは「自分を制御しようとしない」ことです。

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瞑想のやり方

Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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