トレーニング

練習の考え方 その二

コミュニケーションの非対称性 下にある長濱陸の練習の考え方シリーズの続き。 今日はコミュニケーションの非対称性を元にトレーナーとボクサー関係、及び人間関係についての主張します。 コミュニケーションは非対称です。 詳しくは下を。 このブログで...
戦略

技が起こるか過程に着目する

ロマステップが起こるまでの"僕の目に映る秩序"を視覚化しました。 秩序を探す ロマに限らず、一流の技術体系には秩序だった美しさがあります。勝つべくして勝つ。論理的必然。 僕はボクシングを秩序だった一つのシステムとして考えます。 技術やスタイ...
暇つぶしに見て

割り算 その四

公理主義実数論には"0を除いた"実数に乗法単位元と逆元が定義されています。 それは何故か。 この話は以前触れたような気もしますが、割り算について考えるがてら、もう一度その理由について考えてみます。 除法その三で、0の乗法は任意の数に対して0...
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戦略

蟻地獄視点のフック

フックを考える 「蟻地獄」は、逃れようとするほどに足場が崩れてしまう戦略的な構造を指しています。 分かりやすいのはロマ、GGG、カネロのシステム。 上の動画はロマの戦略を単純化、視覚化したものです。一言で言うなら高度な後出しじゃんけん。 後...
技術

ビボルの歩き打ち

歩き打ち ビボル勝ちましたね。四団体統一王者です。 GGGと同様にアジアの血が流れるビボルの勝利には感慨深いものがあります。 また、"ロシア人2人がアラブでメインイベント"。PFPにウクライナ人ウシク、日本人井上尚弥。 これだけでも何時間で...
トレーニング

技術を導く練習

必然を起こす この練習には色んな意味を与えていますが、今回はチェックフックに論点を絞ります。 チェックフックを導く前提をざっくりと以下のように仮定しています。 1.手打ち 2.大腰筋の収縮 3.二軸 足を止めてはいけない、という制約を設ける...
技術

敵の資源を分散させるロングフック

敵の資源を分散させる GGGのコンボは美しいですね。ゲンコツで狙い撃ち。痛そう。 的確に急所を打ち抜いています。GGGの相手は試合前に当然それをされるのを知っていますから、徹底的に準備をし、現場でも必死に守っているはずです。しかし高確率で急...
トレーニング

小胸筋ロックとパンチのスイング

長岡の構えを右の小胸筋が効くように修正。 小胸筋ロック SSC(サイレントピリオド)による腕の落下の抑制、及びその力の伝達が改善されたので、右ストレートやアッパーカットのスイングがコンパクトかつ強力になったと思います。 ベテルビエフやロイ・...
戦略

フックを考える

認知の歪み まずは僕が常々主張している認知の歪みの話から。 「ヒト(自分)は現実を正しく見られない」と自分自身を批判的に戒めること、また、社会にある既存の枠組みが間違えていることがある、と全てを疑うことが常に思考の起点です。 さて、僕もそう...
暇つぶしに見て

割り算 その三

逆元 x/yの逆元は乗法一意性により (x/y)・(x/y)⁻¹=1(乗法逆元) (x・1/y)・(y・1/x)=1(除法定義) (x/y)⁻¹=(y・1/x)=y/x(乗法一意性&除法定義) x/yの逆元 (x/y)⁻¹=y/x です。 ...
トレーニング

練習の偶有性

偶有性 上の記事でも説明していますが、「偶有性」は難しいか馴染みのない概念だと思います。 偶有性 アリストテレスの用語で、endekomenonの訳語。 存在することもしないこともありうるものの在り方をいう。 僕の解釈で偶有性は、ある行為や...
技術

シャッフルステップの利点

長岡のシャッフルステップの練習。 シャッフルステップ シャッフルステップを繰り返すのがアリシャッフル。最近だとハメドが得意としていました。 利点は 1.すり足で足が床を離れない 2.1により避けた後に即座に切り返せる すり足で床と足を接続し...