よもやま話

13年間世界戦、敵地で勝ち続ける

日本のジャッジは割と公平なので普段海外ボクシングを見ない方は馴染みがないかもしれませんが、ビバメヒコディシジョンに代表されるように、ボクシングは敵地で勝つのは至難の業です。加えて世界戦で敵地で結果を出し続ける(KOする)なんてのはむちゃぶり...
メンタル

金メダリストでも世界チャンピオンでも怖いものは怖い

村田選手の試合後のインタビューが掲載されています。怖いのは怖い。ボクシングを始めると最初にぶち当たる壁だと思います。自分自身の弱さを認められるかどうか。この壁にぶつかっていることを認められないと、そしてこの壁を越えられないと試合では勝てませ...
選手分析

村田 vs. GGG 試合中のコミュニケーションに注目

GGGのジャブを機能させてしまうとGGGシステムが発動してKOされると以下の記事で解説しています。戦略的なことを言えば、ジャブを機能させないためにプレッシャーと手数が必要で、特に序盤が勝負の分かれ目になります。 プレッシャーをかけられないと...
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よもやま話

子供が困っていたら助けるのが大人でしょ

ロシア-ウクライナ、自分の娘、平仲ジムでの指導のことを含めて最近思うことがあります。 子供の為に犠牲になるのが大人でしょ 戦争 爆撃か何かで子供を抱きかかえたまま一緒に死んだお母さんの遺体の画像を海外のニュースで見た(それが本物かは分からな...
トレーニング

素人が素人に教える惨状

ボクシング成長の秘訣はボクシング教に古くから伝わる教義を無視すること。”素人”の言うことを聞かぬこと。 制約となる観念 「基本が大切だ!基本基本基本!」「ガード上げろ!」「顎引け!」「腰を回せ!」「踵を挙げろ!」「膝を曲げろ!」「前重心!」...
選手分析

ガードを無力化するGGGの立体的感覚

GGGのジャブを防げなかった場合の話、つまり序盤でプレッシャーをかけられないか手数が出せずにジャブで顔を跳ね上げられる展開が続いた場合。 立体的感覚 ロシアンスタイルと立体的感覚 以下の動画で分かる通り、GGGは立体的に相手を感じています。...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 自然数の定義

群の分野の続きです。 自然数 頭では群を抽象化し厳密に定義することの意味は理解できていますが、その威力を体感していないので、なんだか群の輪郭がぼやけています。というわけで簡単に群にはどんなものがあるのか見ていきます。 定義 群の定義を簡単に...
未分類

村田諒太 vs. GGGを楽しむために

もうすぐですね。メイウェザー天心よりはるかにファンは盛り上がってますね。世間的にはどうか分かりませんが。 GGGのスタイルを見て、どんな展開になるか、どんな展開なら勝てるのかを考察します。 ジャブが戦略の核 GGG戦略の中心にあるのはジャブ...
よもやま話

右脳と主観的体験と直感と競技力

長濱説です。うんこタイムにどうぞ。 主観的体験と立体視 この話、本当に面白いんでぜひ読んでください。後述しますが、僕の脳内の仮想空間がきれいに整理されました。 8年間左脳が停止した女医の体験 右脳と主観的体験 上の記事を読んだときにハッとし...
戦略

危険を冒すことで凶悪化したドネアの戦略

戦術の相乗効果 ドネアファンはご存知と思いますが、ドネアはスタイル(戦略)を変えました。全盛期と言われた頃は足を使って敏捷に動き回ってカウンターを奪うロイジョーンズのような躍動感のあるスタイルだったので今のように打たれるってことはほとんどあ...
よもやま話

エリート中学生と危機感と格差社会

平仲ジムのスーパー中学生を紹介します。世界を支配しているエリートはこんなもんじゃないって考えると恐ろしい。エリートが庶民の価値感に理解を示さないのも納得です。 エリート中学生 こんなエリートを具現化したような子が沖縄にいるんです。どんなタイ...
技術

ハードパンチャーの手首の形は「ゲンコツ」 カネロとロシア式を参考に

ゲンコツパンチは二軸かつ前鋸筋が効きやすく、肩甲骨平面で拳を飛ばせます。肩甲骨で衝撃を支えられ、拳の硬い部分が当たるってことで貫通力が高く殺傷能力が高いのですが、反面軌道が大きくなりやすいので、もっと素早くできないかなあって改良を重ねていま...