選手分析

メンタル

リディック・ボウの右のフルスイング

とんでもない倒し方するなと。特に右。ジェラルド・マクラレンのように躊躇なく振り抜いています。 右を思い切り振り抜くのは、相打ちや打ち終わりをカウンターされそうで恐いですよね。僕は恐い。 ホリフィールドとの打ち合いをみれば分かりますが、そもそ...
技術

レイ・レナードの左連打

レナードの様に打つことの利点は、映像からも分かるように、頭部が相手の射程から隠せること。 それは、下に載せたような、古典的な中南米系のボクサーが好むポジョンです。彼らはここからアッパーカットやボディーブローなどを打ち分けるのを得意とします。...
技術

投擲動作とパンチ

これまでの繰り返しにはなりますが。 怪我の予防 1.肩甲骨外転前傾ロック 2.上腕内旋前腕回内 以下で説明するように、構造的にだとは思いますが、肘は上腕の内旋に連動して勝手に伸ばされます。仕組み上は肘が伸び切る確率が低いので怪我の予防になる...
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技術

側頭部パンチ

フックは側頭部 フック→こめかみ❌️ フック→側頭部⭕️ 前者でも問題はありませんが、この場合は相手がガードを高くすると打つ場所がなくなり、フックを選択する意味が失われます。 側頭部フックとGGGシステム マーティンのように、GGGとベテル...
トレーニング

ドワイト・ムハンマド・カウィのヘッドスリップ

ヘッドスリップ動作。 頭を前へ突っ込まず、横へズラす。 傾向としてかなり多いと感じるのは、「頭を前へ突っ込む」ような動作。 頭が突っ込む原因として僕が考えているのは、一つは「植え付けられたイメージ」もう一つは「大腰筋の弱さ」。 他にもあるで...
技術

プルカウンター

モハメド・アリのプルカウンター。 プル≒プルの文脈 「プル(引く)」と形容されているので、頭を引いて打つパンチと誤解してしまいますが、厳密にはほとんど頭は後ろへは引かれておらず、むしろ頭は横へズラされています。 ただ、確かに引いている(プル...
戦略

前重心と左フック

上の動画の補足を一応しておきます。 「前重心でパンチが強い選手もいるぞ」と、反論があるかも知れません。 例えば今の姿になる前のドネア。 彼の特徴的なパンチには左のカウンターが挙げられます。 ドネアのような、左の股関節に乗り込んだ前重心は左の...
技術

コンスタンチン・チューのボディーフックと前傾姿勢の文脈

チューの高純度の手打ちはかっこいいですよね。風車のような回転力に加えてカミソリの切れ味。一番好きかもしれない。 ボディーフックに限りませんが、所謂「ボディーブロー」のように、頭を相手の方へ突っ込ませると、相手と体が密着してしまい、パンチを加...
技術

ウィルフレド・ゴメスの大腰筋コンボ

ウィルフレド・ゴメスとアレクシス・アルゲリョは野木さんがよく話していたのを覚えています。 ゴメスに限りませんが、一流ほどパンチ動作と大腰筋の収縮が連動します。上の動画の場合は、ゴメスは右を振りながら左大腰筋の収縮ポジション(胸椎の回旋側屈)...
技術

メイウェザーのショルダーロール

メイウェザーのショルダーロールは、ジョージ・ベントンやジェームズトニーなどのそれと共通項は同じだと考えられます。 大腰筋が強く収縮する場合は必然として 1.肩が相手のパンチの軌道を遮る 2.相手の射程から顔面が遠ざかる が起こります。 大腰...
トレーニング

ジョン・ムガビのビーストコンボ

ムガビのビーストコンボ。 細部を捨像した場合の原理はマイク・タイソンやジェラルド・マクラレンと同じになるのではないでしょうか。 もっと言うなら、メイウェザーやジョージ・ベントン、ジェームズ・トニーのディフェンスやカウンターとも同じ。 さらに...
技術

大腰筋カウンターと自己強化の起点と個性

大腰筋の収縮によるヘッドスリップ。 因果関係としては、 頭の運動→胸椎の側屈回旋 と予想します。 胸椎の側屈回旋→頭の運動 ではないということ。 頭の運動に連動して起こっている、と考えたほうが一般的な運動の感覚と整合するからです。 世界レベ...