英語にも翻訳されている非常に効果の高いトレーニングです。
HIIT(high intensity interval training)=高強度インターバルトレーニング。
持久力を必要とするあらゆるスポーツに応用できる画期的なトレーニングです。
僕達が行っていた階段もTABATAプロトコルに分類できるトレーニングになります。
TABATA protocol
トレーニングの効率
やらなければならない理由として、非常に効率が高いことが挙げられます。
ボクシングは休む時間と運動する時間が交互に繰り返される運動なので、いわゆるロードワークで長距離をダラダラ長く走るよりも競技の持久力との相関が高く、効果高いと僕は考えています。
そして何よりも最大の要因は継続の簡単さです。
トレーニングを続けることってストレスが大きいですよね。
強度の低いトレーニングでも長時間続けるのってストレスです。
特に時間を使うトレーニングは他にもやりたいことが見つかった時に真っ先に削減されます。
長距離のロードワークは長い時間集中するメンタルトレーニングとしての側面がありますが、単純にフィジカルトレーニングとして考えた場合、継続するモチベーションを考慮するとダラダラと長時間続けるトレーニングはやらない方がいいでしょう。
毎日10km走るのは時間と熱意という大切な資源の効率的な利用とは思えません。
また何十分もかかるトレーニングでは誰かに見張られていない限り疲労困憊まで追い込めません。
人間は怠惰な生き物です。
内心は毎日何十分も走るトレーニングを嫌っています。
どうにか自分に言い訳して手を抜こうとします。
続けているうちに後ろ向きな感情で走るようになり、結局はサボるための戦略を無意識的に編み出します。
体調や怪我を言い訳にペースを落としたり、何故か近道して帰ったり。
僕がそうでしたのでよく分かります。
サボらず全力でロードワークをやっていると自覚している時でも無意識下でペースを落としたりしてサボっていました。
終ってみると疲労困憊までは追い込めていません。
※少し辛い程度の有酸素運動を長時間続けることが有酸素系エネルギー代謝効率を上げるという意見もありますが、少々疑いがあります。
毎日毎日続けているとサボるのも上手くなっていって、運動としての強度が気がつかないうちにどんどん落ちていくんです。
冗長になりましが、長い時間フィジカルトレーニングをするというのは効率が悪い。
一つのことにダラダラ時間をかけることに時間的なリスクを感じる性質が人間にはあるからです。
だから長時間の運動は人間は絶対にサボります。
どこかで手を抜きます。
でも短時間でパッとできるなら「さっさと終わらせてしまおう」という気持ちになります。
やり方
タバタトレーニングでは、20秒の運動と10秒の休息を1セットとして、8セットで疲労困憊に至る間欠運動を行います。
30秒×8=240秒
たったこれだけで終わります。
まあでも20秒の8セットで疲労困憊になるってのが相当な度胸と根性がいるわけですけどね。
階段トレーニングもTABATAプロトコルに近い運動でしたし、すべてのスポーツ選手に嫌われているパワーマックスも基本的にはTABATAプロトコルです。
パワーマックスっていうのはこれです。
角海老ジムの地下に安置されている「座ると死ぬ椅子」。
これに乗るときは死を覚悟してください。
まとめ
時間をかけず効率的にトレーニングをこなすのが強くなる秘訣。
長時間のトレーニングは本能的にさぼってしまいます。
一日の練習時間は長くても1時間半くらいでいいと思います。
この中でどれだけ効率的に鍛えられるかを考えるので、頭も鍛えられます。
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