レイ・レナードの左連打

技術選手分析
レイ・レナードの投擲パンチ
「パンチは投擲である」が分かりやすいと思います。一番下に載せた記事でも説明しましたが、骨格の構造から推理するに、人体は長軸を持つ槍のような物を投げることに特化させられています。 ボールを投げたり、タオルを投げてしならせる練習などはパンチで自...
レイ・レナードの左フックコンボ

レナードの様に打つことの利点は、映像からも分かるように、頭部が相手の射程から隠せること。
それは、下に載せたような、古典的な中南米系のボクサーが好むポジョンです。彼らはここからアッパーカットやボディーブローなどを打ち分けるのを得意とします。

大腰筋が強く収縮する場合は、ディフェンスとパンチの角度の創造を同時にこなせる利点が強調されます。レナードや下に載せたボクサーはその恩恵を強く受けていると考えられます。

ある意味では、中南米系のスタイルは素質のある選手だけを選別するフィルターでもあるわけです。
ロシアンスタイルがそうであるように、技術そのものに弱者を篩い落とす構造があると考えられます。
拳を横にして振るロシアンスタイルで正確に急所を打ち抜くことは難易度が高く、故に才能を選別するフィルターとして機能します。

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フリオセサールチャベスのインファイティング
ウィルフレド・ゴメスのボディーブロー

大腰筋が強く収縮するか否かで下の画像のような違いが生まれます。
前者はパンチの度に、その勢いでバランスを崩します。後者は大腰筋が上半身を骨盤へ押さえつけくれるので、バランスを崩しにくく、連打ができます。

上の引用動画で紹介したボクサーは左大腰筋の収縮ポジションで左を連打しています。それは安全を担保しながらの攻撃、という意味では理に適った選択だと言えます。

形だけ真似することがないように注意が必要です。仮に前者ならバランスが悪く危険なだけだから。

 

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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