バカの研究。
平等や民主主義などが一部のバカの特権と化すメカニズムの仮説。
自我を肥大化させるバカ
同調圧力は自我の肥大化が導きます。
それを生み出す人達は、「私」と「あなた」の境界を感じる能力を完全に失っているので、自他を同一視します。
従って彼らは「私達にとって正しいことは、あなたにも正しいこと」と認識し、正義の名の下に他人の行動や感情を押さえつけます。
典型例は「日本人」と「私」の境界線のない人々。
彼らの自我は日本列島を覆い尽くす程に肥大化しています。
そして、「日本人」を主語に他人を、例えば中国人や韓国人を攻撃します。
その攻撃を加えられた人達と彼らの間には、一切の関係がなくても、です。
ネトウヨは自我の肥大化の典型例です。過去に「非国民」と他人を罵り集団自殺へ突き進んだ層もこれにあたると思われます。
「民主主義」と「私」の境界線がない人達がいます。
彼らは、社会に住む個々人の意見を尊重する民主主義社会にいる自分は、他人に何を言っても許されると信じています。
自我が肥大化しているので、彼らの正義が他人を傷つけてしまうことの認識を持てません。
彼らは民主主義という思想と同化し「有権者は政治家に何を言っても許される」と特権化させ、誹謗中傷により他人の権利を侵害することを肯定します。
「金を払ったファン」という、自らの仲間を捏造し、それと同化する行為も自らの自我を拡大させる行為です。
そして、「『俺達』の金で運営されているのだから、何を言っても許されるべき」と、実在しない仲間『俺達』の代理権=特権を主張します。
仲間を捏造しその代理権を執行する、が特権化のメカニズムです。
機能的非識字と特権化
論点=議論の境界線=主語述語関係
と変形できると仮定すると、上記の特徴を持つ人達は機能的非識字の分布と重なる部分が大きいのではないかと推理できます。
高度な論理展開になればなるほど、その意味の変化を追跡できる層は少なくなります。
社会を運営する民主主義や資本主義、貨幣経済などの世界観は、時代時代の天才が長い文脈から導いた高度な概念である為に、それを理解できる層はかなり少ないだろうと予想できます。
「平等」「民主主義」などを特権化させるバカの存在は、恐らくは天才の理論には組み込まれていません。SNSがない時代は二つの層が自然と分離され、遭遇確率が低かったからです。
天才は、他人も彼らと同じように概念を理解できると錯覚します。
天才の描いたユートピアは、バカの手でディストピアと化します。
自我の肥大化=自己喪失
概念を認識する能力に欠けた層の自我の肥大化が、社会問題を演繹しているように感じられてしまいます。最近のSNSは山済みとなっている社会問題の縮図です。
自分とは無関係な有名人を攻撃する権利を持っていると錯覚してしまう層は、恐らくはその論理的認知能力の弱さ故に議論の枠組みという、抽象的な概念を感じられないのだと思います。
だから自我がどこまでも肥大化するのです。
無関係の他人を攻撃できる権利を買ったと錯覚するモンスタークレマーやモンスターペアレント、基礎基本と同化しているボクシング指導者などが典型です。
世界的には自爆テロや無差別殺人を起こす層です。自分と思想の分離が生理的にできない。
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