乗法の交換法則を我流で証明します。
その前段階としてa×0=0×aが真である証明。
乗法の交換法則の証明
すべての自然数 a に対して a × 0 = 0
Wikipedia
すべての自然数 a, b に対して a × suc(b) = (a × b) + a
a=0の場合。
0×0(前提)
0(乗法定義)
証明①
a=1の場合。
0×1(前提)
(0×0)+0(乗法定義)
0+0(①より)
0(加法定義)
証明②
0×2(前提)
(0×1)+0(乗法定義)
0+0+0(②より)
0(加法定義)
ここまでで次の式が成り立つ推論が立てられます。
0×a=0→0×s(a)=0
前件が成立すると仮定して予想を証明します。
0×a=0(前提)
0×s(a)(仮定)
(0×a)+0(乗法定義)
0+0(前提より)
0(加法定義)
0×a=0が成り立つなら、0×s(a)=0が成り立つとする
0×a=0→0×s(a)=0
の命題は真となりましたので、もしa=0で成立することが証明できた場合、連鎖的に0以降の自然数においても0×a=0が成り立ちます(数学的帰納法)。
a=0の証明は冒頭で完了しています。
a×0=0×a=0
が任意のaで成り立つことが証明できました。
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