「おかしい」と思ったら、そう言える勇気も持ちたいですよね。
そう言えなかったツケは回りまわって自分へ返ってくるわけですから。
元世界チャンプスミスのつぶやきを要約すると
恐ろしいことはこのラッピングにドネア側からの疑問が呈されなかったことだ。
Twitter
間違いなく、動画のような大量のテーピングは許されていない。いくつかの州はテーピング禁止、いくつかは3ストライプスだけだ。
始めに手を固めるようなテーピングは聞いたこともない(初めにテープで手首をガチガチに固めるのが日本だと普通)。
英語、日本語共にルールだからOKじゃん。
スミスは何を言ってるの?水を差すなってリツイートしてます。
分かります。確かに井上圧勝劇に水を差されたくない気持ちも分かります。
でも、利害関係のないイギリスの元世界チャンピオンが、勇気をもって指摘してくれているのです。
僕はこれには敬意を払うべきだと思います。スミスは水を差したいのではないはずです。
同国のB級最後のベルトを持つバトラーを守るための援護射撃だと思います。
僕はスミスのファイティングスタイルから彼の真っすぐさを感じます。
彼は本心から「おかしい」と感じて、そして批判を恐れず勇気をもってそう言ってくれたのだと、そう敬意を持って受け取るべきだと思います。
素人の戯言ではなく、元世界チャンピオンで防衛も重ねた一流の選手がそう言ってくれているのですから。
※当然素人の戯言だと思っても聞いてみるべきですが
他人の指摘を聞き入れない人の末路は想像に容易いですよ。
スミスの意見は聞くに値します。
人が死んでから、大事故に繋がってから「あぁスミスが言ってくれてたのにね」じゃあ遅いです。
仮にテーピングがイギリス式だったとしても初回のダウンを奪ったパンチのタイミングならドネアは倒れていたと僕は思います。
だけど、今後大きな事故が起きた時に、例えば世界戦で。
スミスのラッピングのつぶやきは掘り起こされます。
補足
拳の形をゲンコツにして固めると凶器になるし、肩甲骨と腕の連動を起こしやすくできます。
コメント
これについて議論はあって然るべき、という意見は仰るべきだと思います。
ただ私も英語のTweet見てたら、複数の『そもそもルールミーティングで、この種のラッピングを認めるように先に提案したのはドネアのチームだ』という意見も見ました。
ドネアはレイチェルとともにYou Tubeチャンネルを持っていて、試合前の様子なんかも出していたので、どうもそれで知ったようです。
情報提供ありがとうございます。
Twitterで散見された「ミーティングで認めたから、仕方ない」
という論理は理解できます。
しかし一方で厳格なルールを決めておかないと、権力上の有利にある選手が弱者に対して言いたい放題、やりたい放題できる可能性が否定できません。
カネロがそうです。
ドーピングした選手と戦いたい選手はいませんが、金の為にみなカネロの名を口にします。
ドーピングに限らずらラッピング、グラブの規定もカネロ有利になっていると僕は邪推しています。
カネロの手首の形が変わったように見える(特殊なラッピング?)のと、NBNLが使用されるようになってからのカネロのKO率、その派手さです。
それを使用するライアン・ガルシア、デービス試合を見ればその殺傷能力は明らか。
スーパーライト級の骨格のコットと殴り合っていた選手がスーパーミドル級の選手に大けがさせています。
ドーピング、ラッピング、グラブは競技力へ直結します。見かけ上はボクシングですが、カネロ一人だけが別競技へ移行している可能性が捨てきれません。
詳細な説明をありがとうございます。非常に説得力があります。
アメリカやメキシコの人気選手は国柄もあって薬物に対する精神的な敷居が低いのか、現実にはやったもんがちの状態ですよね……
そんな選手だから、グローブ、ラッピングも?と邪推されるのは当然だと思います。
また特定の選手を罰して終わりではなく、普遍的な、厳格なルールが必要ですよね。