ボクシングを始めたばかりの選手、練習生を対象に3週間前と後で比較してみます。
まずは岩下広孝。
彼も僕が最近取り上げている体当たり打法のイメージを持っていた選手です。
鞭のイメージを作って反復。
最近はストレスの高まるスパーリングでも練習した鞭打法で打てるようになっています。
言葉を選んでイメージを伝え、そのイメージを再現するようなパンチを打たせる。
違っていたらまた言葉を変えて伝える。
上手くいくまで伝えました。
彼は「スナップを効かせる」がイメージしやすいみたいですね。
次はプロ志望の練習生、長崎航汰。
彼はパンチのイメージすらなく、なんとなく腰を回せばいいと考えていました。
腰を回すイメージが強すぎて、運動連鎖が起こせず拳の加速が甘かった。
また、もっと抽象的な(運動全般)自分の動作のイメージもほとんど持っておらず、動作はぎこちなかったですね。
僕の持つ運動全体のイメージを言語化すると「しなやかな柳」、「束ねられた鞭」、左図のような「連結振り子」です。
柔らかくて、でも重さがある。
その重さを振り回すような感覚です。
脱力している時のイメージなのかなあとも思いますね。
そうやってイメージすると体の力が抜けていきます。
股関節を活性化させる
— 長濱 陸 (@nagahamaboxer) July 26, 2021
拳の重さを投げるコツ掴む
3週間経過して動きが変わってきた pic.twitter.com/f27apYwEEX
長崎は股関節を使った強く速い動作のイメージと腕をしならせるイメージが少しづつ形成されてきました。
パンチのキレが増し、動きが淀みなくなっています。
股関節エクササイズと軽いダンベルをパンチの動作で投げる練習をさせました。
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