長岡嶺

技術

投擲とパンチと大胸筋

上の記事の続き。 長岡のパンチを修正する過程です。 「パンチは投擲である」が分かりやすいと思います。 折り重ねられたような大胸筋のねじれは、投擲物をリリースする直前の「握り」と「腕の形(肘の直角腱固定)」で、その筋力を最大化する為の構造であ...
トレーニング

体幹のブレを抑え込む股関節ロックトレーニング

パンチの力が分散している(パンチの軌道が安定しない)→パンチで頭が突っ込みすぎる(体がブレる)→股関節ロックが弱い→内旋内転力が弱い であると因果関係を推理し、股関節の内旋内転力が弱いと結論しました。 長岡はO脚がかなり強い。 解決策として...
技術

ロシアンフックのトレーニング

肩甲骨前傾ロック 上のトレーニングの後で、パンチを打つ時に小胸筋(胸の下部)がぎゅっと収縮するのを感じられることが目標です。 「意識的に」ではなく、勝手にそうなるのが理想。 長岡は2日間のトレーニングで感覚を掴んだと話していたので、トレーニ...
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トレーニング

練習の考え方 その二

コミュニケーションの非対称性 下にある長濱陸の練習の考え方シリーズの続き。 今日はコミュニケーションの非対称性を元にトレーナーとボクサー関係、及び人間関係についての主張します。 コミュニケーションは非対称です。 詳しくは下を。 このブログで...
トレーニング

技術を導く練習

必然を起こす この練習には色んな意味を与えていますが、今回はチェックフックに論点を絞ります。 チェックフックを導く前提をざっくりと以下のように仮定しています。 1.手打ち 2.大腰筋の収縮 3.二軸 足を止めてはいけない、という制約を設ける...
トレーニング

小胸筋ロックとパンチのスイング

長岡の構えを右の小胸筋が効くように修正。 小胸筋ロック SSC(サイレントピリオド)による腕の落下の抑制、及びその力の伝達が改善されたので、右ストレートやアッパーカットのスイングがコンパクトかつ強力になったと思います。 ベテルビエフやロイ・...
技術

滑るように動く

1.股関節ロック 2.股関節の開閉 3.骨で止める 1股関節は閉めて立ちます。緩いとパワーポジションが崩れてハムケツにエネルギーが貯蔵できない上に骨で床を踏めません。 結果的に膝と足首でピョンピョンする動作になります。 また、膝を曲げて立つ...
トレーニング

カウンター左フック

右大腰筋を収縮させる左フックを30分ほど練習しスパーリング。動画には一つしか載せていませんが、何度も当てていました。 1.頭を引く 2.腕を体に引きつけたままで脇腹を潰す 3.手首で投げる 長岡は基礎体力を高める(肩甲骨ロック股関節ロック)...
トレーニング

みぞおちを潰すディフェンスとオフェンスその二

みぞおちを潰す みぞおちを潰すと胸椎が後弯します。すると、それに連動して肩甲骨が外転前傾します。すなわち硬いガードができます。前鋸筋小胸筋が利くと物理的に硬くなります。 カネロは頚椎を前傾させて首をすくめるような姿勢(=胸椎後弯)を作ります...
トレーニング

みぞおちを潰す練習

みぞおちを潰すとは、骨盤前傾肩甲骨外転前傾を意味します。 昨日のトレーニングに現れていた現象から長岡の問題の実体を逆算し、「解決策はこうだろう」と仮説を立て、それが妥当である場合の結果を予想し、本日それを実験しました。 予想通りの結果が得ら...
よもやま話

ハンマーナオ勝利

ハンマーナオこと長岡が二度目の新人王予選を順調に勝ち上がっています。今回はダウン二つ奪い結果的には完勝。本人は納得していない様子ですが。勝って反省できるのは最も良い形じゃないかと思います。 ところで、日に日にハンマーナオに近づいてるような気...
よもやま話

わがままを貫く

長岡が短期間に行ったスパーリングで、二人をストップしました。 所々に手打ちやハイガードなどの僕の技術はあるものの、全体像は彼独自の長岡拳法。 僕とは異る美学を貫いていることに大きな喜びを感じています。 ボクサーは簡単に自分を曲げて他人に迎合...