大腰筋パンチ

メンタル

恐怖や不安の殴り方 その三

大腰筋パンチ 今回は技術的な視点から恐怖を考えます。 ワイルダーの大腰筋パンチは頭が横へズレます。動く的を狙うのは、止まった的にそうするよりも困難です。 従って、ワイルダーの打法(≒大腰筋パンチ)は相打ちの確率を下げると考えられます。 あな...
技術

左ストレートの打ち方

二軸+肩甲骨平面 肩甲骨平面内での加速が強力になるのは、恐らくは上腕骨と肩甲骨のソケットが噛み合うから、すなわち、大胸筋の収縮力が上腕骨の運動量へ効率的に変換されるからと考えられます。 ブヨブヨとカチカチのトランポリンの違い。肩甲骨外転前傾...
技術

骨盤の斜め回転

上の動画で説明している斜め回転について。 斜め回転 下の画像を見てください。何がすごいのか分かりますか? カネロは骨盤を持ち上げていません。 相手のスミスは190cm近い長身です、カネロが173cmなので、20cmの身長差。 あなたの身長に...
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技術

スリップカウンターと振り子歩き

スリップカウンターの前提 腸腰筋が太い⇒頚椎側屈≒ヘッドスリップ⇒胸椎側屈⇒ハムケツ伸張+股関節に乗る⇒エネルギー増加⇒即カウンター 上に載せた動画のようなヘッドスリップにより起こると考えられる合理的な連鎖反応。 一方で腸腰筋が弱い場合は非...
初心者向け

コンビネーションのやり方

太い腸腰筋が効果的なコンビネーションを導きます。上に載せたのをコンビネーションと定義するなら、腸腰筋が弱いボクサーはコンビネーションを打てません。 角度の創造 大腰筋が弱いとコンビネーションに大きな制約が生まれます。 例えば、大腰筋の収縮が...
戦略

カネロやメイウェザーの振り子歩き

彼らが同じような技術を共有している理由を考えた場合は、やはり 1.股関節が強い 2.防衛本能に素直に従っている(隠れる) が考えられます。 人体とボクシング、という制約下においては、振り子歩きはボクサーの取り得る最適解の一つなのでしょう。 ...
技術

チェックフックのやり方

上に載せたチェックフックに同じ規則性があります。これから帰納するなら腸腰筋がチェックフックの重要な説明変数であると推論できまます。 この論理は国も時代も異なる一流のボクシングに同じような規則が現れる理由を理解させます。 腸腰筋 つまり、「チ...
技術

テレンス・クロフォードのアッパーカット

拳向き 上のクロフォードや下のタイソンを見てもらえれば分かる通り、アッバーを打つ時の初動は親指が上です。包丁を持つ時のように拳は構えます。 掌を上にしているように見えますが、あくまでも胸椎の側屈がそう見せているだけです。胸椎を側屈させて上へ...
技術

クロフォードのチェックフック

破壊力があり、かつ動きながら打てる。 まさに攻防一体。チェックフックはクロフォードの強力な武器です。 今回の記事も結論はいつもと同じです。 「強い腸腰筋の表出がこのフックである」。 大腰筋が強い程、つまり、胸椎の側屈が強調される程、のけ反り...
技術

ワンツーの打ち方

右ストレート(クロス)が相手の左腕に防がれるボクサーは多いと思います。 才能のないボクサーは基本動作とすら言われるワンツーの習得に苦労します。 ここでは才能を生来的な腸腰筋の太さと定義します。 日本人は黒人白人と比較して腸腰筋が小さい事実が...
技術

エドウィン・バレロの右フック

偶有性 強いサウスポーはバレロと同様のフックを打つ傾向があります。 それはオーソドックスと戦う場合に有効な打法で、故に強い淘汰圧が加えられて収斂するのだと考えられます。 収斂とは、哺乳類のコウモリと鳥類のハト、昆虫の蝶が、あるいは魚類のサメ...
技術

大腰筋パンチによるガードの無力化

大腰筋パンチと股関節ロック 上の記事の続き。 股関節ロックと大腰筋パンチの関係について考えていきます。 大腰筋右ストレート 下の動画は右ストレートがガードを無力化しています。 パンチで大腰筋の収縮が起こらない場合は、井上尚弥やワイルダー、ク...