MMTと貨幣論とハイパーインフレ

暇つぶしに見て

離婚して半年が経ち、余った時間で何しようかなーって悩んで数学を選んだのですが、もう一つ何か実用的なものを学ぼうとふと思い立ち、資産の量と選択肢の数は比例しているよなってことでお金の増やし方を学ぶことにしました。

その過程でこんな妄想を閃きました
スポンサーリンク

貨幣って何?

MMT

お金を増やそうってなった時、まず「お金」って何?ってなったんですよね。
とりあえず流行りの貨幣論MMTを学べば何んとなく分かるだろうってことで以下の本を読んでみました。

古典的な経済学理論よりも簡潔に「お金」を説明できていると感じました。
いわゆる主流派経済学やMMTを僕が完全に理解しているわけではないのでこれが正しいとは言い切れませんが、この本の貨幣観が現在の経済、政治を理解する上で役に立ちました。
これまで僕が学校で教えられたこと、またテレビ報道で教えられてきた貨幣観を根本から覆してくれた本なので、投資や政治経済を学びたい方にはオススメです。

MMTとインフレ

一方で一つ疑問も残りました。
MMTの貨幣観は間違っていないとは思うのですが、インフレを起こす、また起こる条件についての議論が希薄な気がしたんです。

「目標インフレ率まで無条件で国債を発行していいよ」って論理に納得してしまいそうにはなったのですが、もっともっと詳細に議論しないとトンデモないことになる予感はしたんですよね。

だって日本はどれだけ円を刷ってもデフレのままじゃないですか。
現状、日銀が発行した日本銀行券は日銀の当座預金に滞留しているだけで、市場へ流れ出てないのでインフレが起こっていないのでしょう。

図解】新規国債発行額と国債残高の推移(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)
ヤフーニュースより

国債発行 ≒ 貨幣発行
国債 ≠ 借金
国債残高が増えるとは借金ではなく貨幣供給量が増えることですよね。

物価が上がる米欧、下がり続ける日本-金融政策や為替に影響も - Bloomberg
ブルームバーグ

原因は国民の消費欲や投資欲が低く、貨幣への需要が小さいことだとは思いますが、これを政府はどうやってコントロールするの?って思いました。
アメリカ人と日本人の貨幣観、経済観って全く異なりますし、そもそも世界観は世界中で異なるはずです。
それを一緒くたにして議論していいものではないと思うんですよ。

MMTは貨幣観を論じたものであって、インフレ誘導の政策について言及しているものではないのかもしれませんし、僕が政府の国債発行から始まる貨幣の流通経路(政府→民間銀行→日銀)とその手順を詳細に理解できているわけではないので、もしかしたら滞留した日銀当座預金が一気に市場へ流れ出ることを防ぐ安全弁の仕組みがあるのかもしれません。

ただ、滞留した貨幣が一気に市場に流れ出ることを想定していない議論に違和感を覚えました。
現在は歴史的、全世界的に大規模な貨幣供給を行った後の世界で、それに加えてモノ・サービス、食糧の供給システムが遮断された環境下です。
この期に及んで貨幣供給を続ければ制御不能なハイパーインフレが突如起こりそうな予感がします。

実体経済を先行する株価の暴落が実体経済の景気後退の前に突如起こるのは、それが経済の実体に人の思惑を組み込んだ構造をしているからで、だからこそ売りが売りを呼ぶ再帰的な現象が起こります。

国民がハイパーインフレの予感を感じた瞬間に円売りが円売りを呼ぶパニックが起こり、その結果としてハイパーインフレが起こるのだと僕は思います。
行儀よくジリジリとインフレ率は上がるって発想は楽観的過ぎない?ってことを僕は感じました。

水の過冷却のように日銀当座預金が市場へ流れ出た瞬間に状態が変わっちゃうんじゃないかって。
人口爆発、技術革新、核連鎖反応などなど物事って徐々にではなく一瞬でフェーズが変化すると思います。

既に物理的なハイパーインフレは日銀当座預金の中では起こってはいるわけですから。

低金利や通貨発行はインフレの十分条件であって必要条件ではないのだとしたら、核心的な要因が加わった瞬間に突如としてハイパーインフレが起こります。
ハイパーインフレが起こったらは社会的な混乱は加速していくので、そうなってしまったら政府の対応では間に合わないように思います。

これが杞憂で終わればいいですが、コロナに続き食糧危機キャンペーンが開始されました。
パニックを煽られているような、嫌な気分、強烈な違和感を覚えます。

長濱陸Tシャツ

お求めはこちらから

お問い合わせはこちら

パーソナルトレーニングやグループトレーニング、セミナーや取材、YouTubeコラボなどのご依頼はこちらからよろしくお願いします。

トレーニングの依頼などはこちらから

スポンサーリンク
Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

股関節おじさんをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
股関節おじさんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました