暇つぶしに見て 自然数の加法の閉性 帰納的集合 定義は単純です。 帰納的集合の要請は、1を持ち、かつ1と任意の元の加法が閉じていること。 具体的には実数、正の実数、非負の実数、0を含む自然数、0を含まない自然数、正の整数、正の有理数などですかね。 自然数 公理主義では帰納的集... 2025.05.09 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て 無理数は無限にある 有理数の間には常に無理数がある 有理数+無理数=無理数① a<n⇒a/n>a/n+1>a/n+2...>0② ある無理数aを大きな有理数nで割るとその値は無理数であり、かつ0へ近づく 任意のx<yにおいて、xに小さな無理数aを足すとその値は... 2025.05.01 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て 有理数の大小関係 加法の大小関係 デデキント切断の準備をします。 感覚的には「任意の正数xに任意の正数y足した値はxより大きくなる」は自加法律を見れば自明です。ただ、年の為に確認します。 0<1,x(仮定) 0+x<1+x(加法律) x<1+x(単位元) 0... 2025.04.25 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て マイナス×プラス=マイナス マイナス×プラス=マイナス 0≤x,y⇒-x,-y≤0①と0x=0②との定理を用います。 -1・-1=1の証明。 -1+1=0(加法逆元) -1+-(-1)=0(加法逆元) -(-1)=1(加法一意性)① -a・-b(仮定) -1・-1・a... 2025.04.23 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て 加法律から導かれる性質 実数の加法律からどんな性質が導けるのかを考えます。 加法律は演算の後で順序の性質が保たれることの要請。 0≤x⇒-x≤0 0≤x(仮定) (-x)+0≤(-x)+x(加法律) -x≤0(単位元と逆元) 0≤x⇒-x≤0(含意) xが0以上な... 2025.04.22 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て 任意の数の平方は0以上 x≠0⇒0<x² プラス×プラス=プラスは乗法律はにより定義済み。 マイナス×マイナス=プラスの証明の続き。0以外の平方は0より大きくなる証明。 0より大きいか0の場合は定義されています(乗法律)。 従って0より小さい平方の証明だけをやりま... 2025.04.20 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て マイナス×マイナス=プラス 定義から証明 1+-1=-0(加法逆元) -1+-(-1)=0(加法逆元) -(-1)=1(加法一意性) 加法逆元の逆元は元の元,-1・-1=-(-1)=1① 次は任意の実数におけるマイナス×マイナス。 ∀a,b∈ℝ(-a・-b)(仮定) ... 2025.04.17 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て 割り算 その五 乗法の0元以外で0を作れないのか、と。すなわち、0以外の元同士を作用させてx・y=0の結論を得られないのかと。 背理法を用います。 x≠0∧y≠0⇔x・y=0 x≠0∧y≠0⇒x・y=0(前提) x(仮定) x・1(乗法単位元) x・y・y... 2025.03.12 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て 割り算 その四 公理主義実数論には"0を除いた"実数に乗法単位元と逆元が定義されています。 それは何故か。 この話は以前触れたような気もしますが、割り算について考えるがてら、もう一度その理由について考えてみます。 除法その三で、0の乗法は任意の数に対して0... 2025.03.04 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て 割り算 その三 逆元 x/yの逆元は乗法一意性により (x/y)・(x/y)⁻¹=1(乗法逆元) (x・1/y)・(y・1/x)=1(除法定義) (x/y)⁻¹=(y・1/x)=y/x(乗法一意性&除法定義) x/yの逆元 (x/y)⁻¹=y/x です。 ... 2025.02.27 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て わり算 その二 任意の実数に対して0以外の逆元の乗法を除法と定める。 x・y⁻¹=z が除法。yの逆元をかけること。 x・1=z・y yかけると逆元は消えて乗法単位元(何もしない要素)が現れる関係。乗法においてyを相殺するのがy⁻¹。 また上の式は x÷y... 2025.02.24 暇つぶしに見て
暇つぶしに見て 割り算 公理主義実数論の立場から除法≒割り算を考えます。 除法 実数 x の正整数 n 乗は、素朴には、n 個の x を掛け合わせたものである。厳密には、次のように再帰的に定められる。 (∗)x¹:=x, (∗∗)xn+1:=xⁿ×x(n≥1) .... 2025.02.18 暇つぶしに見て