マトリックス

よもやま話

白いウサギを負え≒自分の人生を生きろ

全てが可能な世界 マトリックスの最後。 これまで述べてきたように、マトリックスは社会の参加者の一人一人の「こうあるべき」の集積が、その可能性を制約していることを表すメタファー。 あるいは、一人の心の中で起こる「こうすべき」と「こうなりたい」...
よもやま話

モーフィアス「正しくやろうとするな」

「打とうとするな。打て!」 「パンチ」を打とうとすること、すなわち「パンチ」という先入観に囚われることは真のパンチを見失わせてしまう。 フック、アッパー、ストレート以外にもパンチの可能性はいくらでもある。既述の言葉に囚われてしまうことはボク...
よもやま話

ルサンチマン≒マトリックス

ルサンチマン ルサンチマンを簡単に言えば、弱者が自身の手で捏造した恣意的な道徳を根拠に強者へ攻撃を加えること。 例えば、貧しいことは清らかだ、と道徳を捏造し、それを根拠に強者への攻撃を正当化した中世キリスト教の「清貧」がそう。 ニーチェが「...
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よもやま話

モーフィアス「お前らは電池だ」

メディア(多数派)に「これがかっこよさ(正しさ)だ」と洗脳され、服やアクセサリー、ダイエットグッズ、髪型を買う。 少数派になることを恐れて好きなこと(≒生きること)を我慢し流行に乗る。 これを繰り返す内に人は他人に好かれるだけが能の便利な使...
よもやま話

青い薬と赤い薬

人の見る幻覚 ヒトは幻覚を見て、それを他の個体と共有できる。同じ幻覚を見れるからこそ、「日本人」や「お金」「政府」が機能する。 子供が人形に魂を与えてままごとをするようなことは、大人にも起こっているように見える。 見たことも触ったこともない...
よもやま話

マトリックス≒依存心

大工、ビジネスマン、弁護士...など。固有名詞が与えられたものだけが仕事ではない。YouTuberのように、仕事は人の創造性により創られるもの。 YouTuberを否定する人種は、その前はテレビ芸能人を、その前は歌舞伎や狂言などの芸人を否定...
よもやま話

赤いドレスの女

赤いドレスの女 ネオは赤いドレスの女に目を奪われた直後にエージェントに銃口を向けられる。 赤いドレスの女は「皆が欲しがるが、本当は誰も必要としていない何か」の、そしてエージェントは「同調圧力」の暗喩と解釈てきる。 分かりやすいのが「流行」。...
戦略

フックを考える

認知の歪み まずは僕が常々主張している認知の歪みの話から。 「ヒト(自分)は現実を正しく見られない」と自分自身を批判的に戒めること、また、社会にある既存の枠組みが間違えていることがある、と全てを疑うことが常に思考の起点です。 さて、僕もそう...
よもやま話

踏み込み

脚は腕に追従します。つまり、踏み込みは自動制御されるので意識しません。 日常動作を思い出してください。 あなたは体から少し離れた位置にある物へ手を伸ばしています。あなたは脚の動きを意識しないはずです。脚は勝手に動いて適切な距離の調節を行って...
技術

マイク・タイソンのアッパーカット

拳の向き タイソンのアッパーカットの拳の角度に注目してください。体の軸に対して平行に近いのが分かると思います。 アッパーカットを打つ時には指は上を向いているように見えます。 しかし、よくよくその流れの全体を観察すれば、それは体の軸が傾いてい...
よもやま話

公理と証明と認識

公理と証明と認識 この定義は発想が面白く、また根底にある考え方が有用だと感じたので共有します。 これは極めて抽象的な文なので、「直線」を「親子関係」、「点」を「親」「子」と文字を置き換えても文が成立します。 抽象度を高めて共通項以外を削ぎ落...
トレーニング

動きがぎこちないこと

ぎこちない動きはスポーツでは否定されがちですが、果たしてそれはそうしてよいものか? との僕は疑念を抱いています。 所謂「カッコいい動き」「キレイな動き」として共有され歓迎されている動きは、ヒト本来の動きではないのかもしれないとの疑念を抱いて...