運動理論 小胸筋による肩甲骨前傾 長岡の構えがフォアマンやジョーンズのようにならないこと、パンチの動作で僧帽筋の緊張が起こり肩が持ち上がる、また拳の軌道が広がりすぎていることなどを勘案して小胸筋の不活性と結論し三日間程徹底してゴムチューブやゴムバンドを使い小胸筋のエクササイ... 2024.06.02 運動理論
未分類 クイックフック 広背筋と大胸筋はこうなっています。停止でねじられて付着しおり、腕を伸ばした時に内旋する構造。肩甲骨の外転と内旋は構造的に連鎖するわけです。 構造的な内旋 投球動作の最終局面で腕が内旋されるのは、この構造に由来していると考えられます。 投球の... 2024.05.29 未分類
技術 肩甲骨ロックとこすりパンチ クリチコのパンチがこすりパンチになるのは、肩甲骨が外転前傾でロックされているからで、それは腸腰筋と前鋸筋小胸筋が導いてきます。 では何故、腸腰筋前鋸筋小胸筋に一貫した、つまりは外側へ擦り、かつコークスクリュー回転を生みだすような意図が組み込... 2024.05.28 技術運動理論
技術 脇腹を潰してパンチの角度を変える クリチコワンツーの続き。 クリチコのように脇腹を潰して、つまり、脊椎の側屈(大腰筋の収縮)で角度を作るのは一流には当たり前に見られます。これは腸腰筋の強さが根本的な原因で、それが日本人ボクサーがアッパーカットが苦手である事実を演繹してくるの... 2024.05.27 技術選手分析
技術 クリチコのワンツー 力学的な加速 パンチでは脇腹は潰れます。恐らくは大腰筋の収縮。 Dr.スティールハンマーのワンツーが分かりやすい。前へではなく横へ頭が振られていますよね。二軸の推進、かつ脊椎の側屈による軸足荷重は床反力を増大させ、ブレーキ効果を高め腕への運... 2024.05.26 技術
暇つぶしに見て 同値関係の議論 同値関係は長濱式では下のように定義しています。前提の同値関係が成立しない場合の議論はどんな風に結論されるのかなあと。 同値関係 A⇔B≔A→B∧B→A≔は定義するの記号。 ((A→B)→T∧(B→A)→T)→T(前提)¬((A→B)→T∧(... 2024.05.25 暇つぶしに見て
技術 投擲ワンツー 投擲動作 ワンツーは投擲動作を応用します。 多いのがピョンと跳ねるワンツー。跳ねて床から離れると反力を受けられず推進力が弱まりますし、また跳ねる動作には膝の反動動作(SSC)が要求され、それが相手へのテレフォンとなります。また、届かないか反... 2024.05.25 技術運動理論
よもやま話 固定化=腐敗 何が社会と個人の腐敗を招くかの長濱説。 現象は流動的 「現象は流動的である」という前提があります。ボクシングというスポーツには形はありません。本来は戦う相手との状況に応じて、そしてボクシングという世界の環境に応じて変化していくものであるはず... 2024.05.23 よもやま話
よもやま話 賢さ≒枠組みの外から枠組みを俯瞰する能力 キリスト教徒はキリスト教という枠組みの中から資本主義や科学を、仏教徒は仏教という枠組みから資本主義や科学を観察します。 逆もしかり。資本主義という枠組みにいるから宗教の枠組みを比較して研究できます。 自分の世界を持つから、それとの比較により... 2024.05.19 よもやま話メンタル
トレーニング 腰椎の力みと骨盤後傾 日本人は歩きも走りもナルト走り。これがボクシングでの不自然な前傾を導いています。日本の後楽園ホールレベルのボクシングを見たことのある方は、日本人ボクサーの不自然な姿勢に違和感を覚えたことがあるのではないかと思います。 海外は基本的に棒立ち後... 2024.05.19 トレーニング運動理論
トレーニング 柔らかさ≒硬さ 股関節ロック≒股関節の硬さ(強さ)が上半身の柔らかさを担保します。 因果関係を見誤る この場合は柔らかく見える→柔らかいではありません。 この手の主張はボクシングジムには溢れています。柔軟体操などが導かれたのには、この「柔らかい、ならば柔ら... 2024.05.19 トレーニング運動理論
トレーニング 寝るために起きている 「起きる為に寝る」ではなく、「寝る為に起きている」。そう捉える方が睡眠の質が高まり、覚醒時の効率が高まります。 寝る為に日中は必死に活動します。必然的に練習や仕事中にダラダラせず、妥協なく徹底的にやれます。嫌なことですら「寝る為」が前提とな... 2024.05.16 トレーニングメンタル