技術

肩甲骨ロック時のガード腕とパンチ腕の連動 その二

ガード腕 上の動画は、長岡のガード腕がパンチ時にその反対側へ飛んでいくのが修正されたのが分かりやすいと思います。 長岡のガードは後ろへ飛んでいく、かつフォアマン、ジョーンズ、ベテルビエフ、ゴロフキンなどのボクサーはガード腕がその逆の作用を起...
技術

肩甲骨ロック時のガード腕とパンチ腕の連動

肩甲骨ロック 上で示したような連動の理由とその利点を説明します。肩甲骨ロックができるとできないとでは体の連動性が変化します。 それは身体重心の動きに伴う床反力の受け方と動員される筋肉に差を生み出します。 ある閾値を境にボクサーのボクシング技...
技術

股関節の開閉と踏み込み

カネロシステムを考えます。 パワーポジション 股関節の内転内旋で前傾すると、そのエネルギーは左のハムケツへ貯蔵されます。 そのエネルギーを解放して左フック(SSC)。 カネロはX脚気味に脛骨を床へねじ込んでいるのが分かります。腸腰筋と内転筋...
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技術

パンチの反動動作

パンチの局面 パンチを分解し単純化すると、下の局面に分類できます。 もっと詳しくやるなら脚の形なども含まれてしまい、話が終わらなくなるので、ここでは腕の動きに限定します。 また、あくまでも僕の視点です。 1.腕の落下 2.スイング 腕の落下...
技術

投擲とパンチと大胸筋

上の記事の続き。 長岡のパンチを修正する過程です。 「パンチは投擲である」が分かりやすいと思います。 折り重ねられたような大胸筋のねじれは、投擲物をリリースする直前の「握り」と「腕の形(肘の直角腱固定)」で、その筋力を最大化する為の構造であ...
技術

ワイルダーのコークスクリューパンチ

ワイルダーの骨格 ワイルダーの脊椎のS時の湾曲は、主には強靭な腸腰筋と小胸筋、前鋸筋により形成されていると考えられます。 前鋸筋は頻繁にスポットが当てられますが、小胸筋は無視されがちです。しかし、構造から推察するに、肩甲骨の前傾に寄与してい...
戦略

パッキャオの攻防一体システム

大腰筋ボクシング 左大腰筋の収縮ポジションで守備を担保しながら様子見。相手の隙をついて一気に右大腰筋の収縮ポジションへ移行し攻撃。 攻防を胸椎の側屈回旋で完結させるから、無駄な重心移動を抑制し転倒防止本能の反射的な力みを抑えられる、かつそれ...
技術

踏み込み⇒遠投の助走

上は踏み込みの動作が投擲時の助走である、ということが理解しやすいと思います。 条件は股関節ロック。 股関節をロックしてハムケツの筋力を高められなければ、ピョンピョンせざるを得ないと考えられます。 上のように踏み込む利点は 1.頭が相手の射程...
よもやま話

肩甲骨ロックと投擲パンチ

パラエストラ天満長濱クラス。 投擲パンチ この日は肩甲骨ロックと投擲パンチを感じてもらう日。 ワイルダーのワンツーはパンチが加速する"前に"既に上腕の内旋が起こっているのが分かります。 投擲パンチの記事で何度も説明しているのでここでは割愛し...
戦略

ロシアンフックの打ち方 その四

ダンベルを使う練習 構造的にロシアンフックは上腕の内旋、すなわち肩甲骨の外転前傾外転が必要条件であると考えられます。 さらに言及するなら強い股関節ロックも。 強力な股関節と肩甲骨のロックは、あくまでも「本格的にナックルを当てる手打ちロシアン...
よもやま話

実効力>形と戦いのマインド

「正しさ」という檻 僕のブログの読者には常に自分に問うてほしいことがあります。特にプロであるなら。 「何故、ボクシングをやるのか」 安全かつ楽な生き方は他にいくらでもあります。毎年事故で死人が出ます。 なのに何故、あなたはボクシングをやるの...
暇つぶしに見て

大小関係 その二

大小関係 大小関係の定義。 広義大小関係 ここで P は集合であり、「≤」を P 上で定義された二項関係とする。 反射律:P の任意の元 a に対し、a ≤ a が成り立つ。 推移律:P の任意の元 a, b, c に対し、a ≤ b かつ...