選手が前向きに。追うな、追いかけてくる

よもやま話プライベート

平仲ジムのコーチに就任して1ヶ月。
初めはジムの選手が自分勝手に練習している様子に色々な感情を覚えました。

コーチと選手、会長と選手の信頼関係の希薄さがその一つです。
誰一人コーチを信頼していないし、会長の言葉に敬意を払いません。

でも最近変わってきたと感じます。

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前向きになってきた

ラントレ

猛烈なラントレを開始しました。
週一回、疲労困憊するような練習です。

練習後は全員病人のような表情でジムへ戻ります。

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沖縄の猛暑を避けているとはいえ、過酷極まりないトレーニングです。
一人ではどんなに気持ちが強くてもこんなトレーニングはできません。

しかしだからこそなのか、選手達が生き生きし始めているのも感じます。
僕がそうでした。
野木さんの力を借りて、自分の限界を押し広げている実感が湧いている時が自身の成長を実感できて楽しかった。
何より、

「こんなに走れた。やればできる。」

僕が選手を徹底的に追い込むのは僕が体験した貴重な経験、「諦めない事で目的を達成した」という成功体験を積んで欲しいからです。
ボクシングキャリアを終えても彼らを助ける大きな糧となると強く信じています。

怠惰で何の目標も目的もなくただただ息をして生きていただけの僕が変われたのは、過酷極まりない野木トレを経験したからです。

「為せば成る」、選手にはまずは小さな成功体験を沢山積ませて、より大きな舞台で活躍できる勝負強さを身につけてほしい。
言い換えると、上手くいかない辛い時こそ強い人間になって欲しいと思っています。

フィジカルトレとボクシングトレ

フィジカルは股関節中心の全身のウェイトトレ、SSCトレーニングが主です。
脱力からの股関節主導による爆発的な動作を実現させます。

スキル面では場当たり的な判断と行動をなるべく無くし一貫した戦術で戦略を構築することを見据えています。
また、それを試合中に考えて実行するのではなく直感でできる能力の獲得を目指しています。

以下は簡単な例です。
平仲ジムではSNSメディアの活用を進めていく方針なので、YouTubeやインスタ、ツイッター等で練習の様子を発信していきます。

心が変わってきた

少しづつ選手達の練習への取り組み方が変わってきたと実感しています。
走る事にも前向きになってきたし、技術や知識への貪欲さが増しました。

我先に強くなろうとする姿勢が見られます。
とてもいい傾向です。

競い合って、自らの力で強くなろうとしなければ強くはなれません。
僕にできることはそれを手助けすることだけです。
選手ありき。
そして何よりも心ありきなんです。

だからこそ、選手の心が少しづつ変わってきていることが感じられるのが、今は幸せです。
あとは結果を出すだけ。

でも選手の努力を見ている僕には確信があります。

結果を追う必要はありません。

結果が、彼らを追いかけてきます。
それも猛烈な速さで。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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