流れに任せると心が楽になる

メンタル

僕は流れには逆らわないという人生哲学があります。

理由の一つは物事の流れに逆らうというのは非合理的であると考えるからで、もう一つはそうやって生きた方が楽しいし心の負担が軽くなるからです。

僕は「自分の努力で成功を掴み取ってやるのだ」という考えを元々は持っていました。
間違ってないし大切な考え方だと今でも感じます。

でもそれだと疲れるんです。

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自分自身への呪い

「必ずこうならければならない」という考えは人生を推進する大きなエネルギーとなりますが、一方で自分自身を疲弊させます。
努力により理想が叶わなければ、責任の所在は常に自分になってしまうからです。

高確率で未来の自分へ呪いをかけることになります。
この呪いは一度効き始めるとなかなか解けない上にじわりじわりと、しかし確実に心を蝕んでいきます。

志の半ばで軌道の修正が効かなくなり、もう理想を叶えられないとわかった段階で、自責の念に駆られて奈落の底へ転げ落ちていきます。
自分で自分を責め、またその自分に許しを請うなんてのは馬鹿げているうえに終わりのない悪循環です。

ドラえもんがいないこの世界では、もう変えられない過去に執着することほど辛いことはありません。

僕は失敗も運命の流れの一部だと解釈し受け入れることができるようになって、そんなに落ち込むこともなくなりました。
逆にこの失敗は後の人生のシナリオのどんな伏線になるのだろうかと、もう少し話を進めてみたくもなります

一本道の機会損失

こうならなければならないと考えると、どうしても最短の一本道をイメージしてしまいます。
でも、人生は紆余曲折しています。
思いも寄らないルートから理想へ近づくことも少なくありません。

理想を叶えるための一本道のイメージが強すぎると、せっかくのチャンスが寄り道に見えてしまいます。
「そんな寄り道をしている暇はない」
そう結論して、チャンスを見逃してしまうかもしれません。

偶然を生かすというのが成功した人達の共通点でもあります。

キャリアを進める上では偶然が大きな役割を担うという調査の結果もあるんです。
「Planed Happen」で検索してみてください。

運命は支配できない

自分自身の運命をコントロールできると思っている間は僕の心はどんどん疲弊しました。

流れに逆らわず、とりあえず何事もポジティブに受け取って転がり込んできたチャンスに全力で取り組む。そうやって流れ着いた先にあるのが自らの運命の結末である。そう考え方を変えました。
結果、僕はそうやって考えた方が気持ちが楽だと気がついたんです。

本番で「絶対に成功させなければならない」試合で「絶対に勝たなければならない」そう考えると疲れます。
緊張して本来の力も出せなくなります。
それじゃあ本末転倒ではないですか。

やれることを全てやったなら、後は自分の運命の傍観者となればいいんです。
責任は全て神や運命に擦り付けて、自分の運命の行方を見守る。
失敗しても負けても悪くありません。
そうゆうシナリオだっただけですから、その失敗で得たカードこそ次の勝負の切り札です。

「負ければそれが運命、より良い結末へ向かうシナリオの伏線」
こうやって考えると勝負事で自分自身の重圧から解放されます。本来の力を発揮することに繋がり、より理想の姿へと近づきます。仮に失敗してもすぐにリスタートできます。

意思が強い人が聞くと弱虫でだらしなく聞こえるかもしれません。

でも僕みたいにメンタルが弱くて行動できないとか、勝負事で緊張してしまうという方はこうやって考えてみてください。

気持ちが楽になります。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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