あの日に戻れたらという妄想

プライベート

別に悔しくない、終わったことだと思っていても豊嶋選手の活躍を羨ましく思ってしまう。
気がつくと、あの日に戻れたらなんていう妄想が始まってしまう。
過去の失敗と栄光に心が囚われてしまう、今日この頃。

その内この妄想は消えてなくなってくれるのだろうか。

本音を言うともう一度ボクシングをやりたいという気持ちはあります。
だけど恐いんです。
もう一度目がおかしくなったらと思うと恐い。

手術したからといって目の怪我が完治したわけじゃないので、視野に異常を抱えています。
正面から上は複視(ダブり)が強くて何を見ているのか分かりません。
比較的軽度とはいえ下にも複視の症状が出るし、首もかなり疲れやすくなっています。
速く動く物を追うのも少し難しくなりました。
焦点を合わせるのに時間がかかります。

もう前みたいにできない自覚があります。
だからなのか、どうしても過去に戻ってやり直す妄想をしてしまうんです。

あの日に戻って自信過剰だった自分を戒めてやりたい。

タイムマシンがあれば。

もっと徹底的にやりにくいボクシングをやれと、かっこ悪くてもクドゥラ戦みたいに勝負に徹しろと忠告しに行くと思います。

豊嶋選手の活躍は嬉しい反面、心の底から悔しさが込み上げてきます。

過去ばかり見てはダメなことも分かってはいるんです。
前を向かねばという焦りもあります。

だけどどうしても妄想がやめられません。意思に反して勝手に妄想が始まります。

気がつくと、ぼーっとあの日にタイムスリップしている。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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コメント

  1. 鈴木 より:

    失ったものは取り返すことは大変で無理かもしれません。しかし今あるものは守れると思います。
    過去と向き合うことも未来と向き合うことも大事だと思いますが、一番大事なのは「今この瞬間」と向き合うことだと思います。
    私も過去に失ってしまったもののことに引き寄せられて、荒野をさまよう魂の抜け殻のようになって立ちすくんでいた時期がありました。
    過去の出来事に名前や現象名をつけるなど(脱フュージョンのような?)して色々と向き合っていくうちに段々と縛られなくなって、今やらくちゃいけないこと、明日のために今やるべきことが少しずつわかってきました。
    要約すると「seize the day」「carpediem」ということです。どちらも「今を楽しめ」という意味なのですが、心の声に蓋をしないで過去に5、未来に5の半々のスタンスで今と向き合あれば、もしかしたら何か見えてくるかもしれません。
    といっても、ダメだと理解していながらつい楽なほうに流れていってしまうときはありますよね。

    • ご返信が遅くなりました。
      暖かい言葉ありがとうございます。

      運のいいことにチャンスを与えられたので、まずはこのチャンスに全身全霊でぶつかろうと思います。
      これまでのように流れに任せていけば大きく道が開ける予感もします。

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