ゴロフキンのトレーニングから学ぶ

トレーニング
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先日、ゴロフキン選手は印象的な勝ち方をしましたね。
38歳ですが、全く年齢を感じさせない動きでした。

今回は38歳にして20代のような強靭な動きを実現するための股関節のトレーニングとしてとても参考になる動画を発見しましたので共有します。
股関節を強化したい方の参考にしていただければ幸いです。

これまで運動理論編でゴロフキン選手は骨盤前傾型の骨格をしていて、それによる恩恵を上手く利用していると解説してきました。
しかし才能だけでは能力は開花しません。
圧倒的な効率のトレーニングをこなしてこそ、才能は開花します。
みんなでトレーニングしましょう。

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砂浜でのトレーニング

砂浜は凸凹で足場が悪いので、地面に真っすぐ力を加えようとすうと足首や股関節の角度を調節する必要があります。
その過程で内転や外転を行う筋群が動員され活性化されるはずです。

このトレーニングは何と呼ぶのか分かりませんが、牛にソリを引かせるように重りを引くトレーニングです。

重量に耐える為に直立せず、自然と股関節を屈曲させた前傾姿勢、『パワーポジション』が作れます。

骨盤が後傾して背骨が曲がると、背骨のたわみが股関節伸展の力にクッションのように干渉してしまうので、必然的に骨盤の前傾も作りやすくなると思います。

上手く前傾できるとハムストリングスと大殿筋などの股関節周りの筋が筋肉痛になるはず。

メディシンボール投げ

膝をついているので、膝関節伸展による力を発揮できない姿勢です。
股関節の力でメディシンボールを投げています。

股関節の屈曲により臀部と裏腿を伸張し腱の弾性による位置エネルギーの利用と筋の伸張により最大筋力が発揮できる姿勢を作ります。

骨盤が後傾し背骨が丸まらないように注意する必要があります。
骨盤前傾による股関節屈曲は背骨のS字構造が強調されます。

股関節の伸展動作の力で重いメディシンボールを投げます。

上からメディシンボールを押さえつけているのは、衝撃で臀部と裏腿に与える刺激を強めているのだと思います。
筋は力を発揮して伸びようとするんだけど、縮んでしまう状態(伸張性収縮)が筋肥大、筋力の増強に効果があります。
股関節は伸展してボールを投げようとするんだけど、上から押さえつけられた衝撃で押し戻されて筋が伸張されてしまう、ということが起こります。

ここでしっかり「股関節」が伸ばせると、伸張された腸腰筋が収縮しようとするので、次の動作で股関節屈曲を作りやすくなるはずです。

注意が必要なのは股関節伸展が主導であり、「背骨」の伸展ではないことです。

股関節伸展に慣れていないと、骨盤を屈曲したまま背骨の屈曲と伸展により力を発揮しようとしてしまいます。

これでは競技力と直結しません。
背中を丸めないことが肝心です。

まとめ

ゴロフキン選手の股関節を使うトレーニングでとても参考になる動画の簡単な解説でした。

メディシンボールの注意点は骨盤後傾に伴う脊椎の屈曲と伸展、背筋の筋力によってもボールが投げられてしまうことです。
骨盤を前傾させ、股関節伸展で投げてください。
ゴロフキン選手のように、骨盤の前傾で屈曲させた場合、背骨のS字構造が強調された姿勢になります。
繰り返しますが、背骨の屈曲と伸展で行わないように注意してください。
股関節屈曲は背骨はS字が強調されます。

重りをソリのように引くトレーニングも同様に骨盤の後傾で大腿四頭筋主動で走らないように注意が必要です。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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