天野義廣さんは60歳からブレイクダンスを始めて現在70歳。
ブレイクダンス界でも注目されているB-boyです。
天野さんは年齢を言い訳に何かに熱中することを諦めてはいけない、何か新しいことを始めるのに年齢は関係ないことを示す好例だと思います。
もし天野さんが年齢を理由にブレイクダンスを諦めていたらこんなに注目されることはなかったと思います。
僕も23歳でプロデビューしました。
その時は周りにいる選手は20歳にも満たない年齢で、寿命の短いプロボクシングで結果を出すには年を取りすぎているかもしれないとか、もう少し若ければ、なんて思ったことが何度もあります。
本気で何かを始めようとすると必ず脳裏に浮かぶ言葉だと思います。
「でも年がなー」「もっと若ければなー」とか。
特にスポーツは中年以降は本気で始めるのは勇気が要ります。
どうしても脳裏に「結局若い人には勝てない」という言葉が浮かぶからじゃないかと思うんです。
ボクシングもそうだと思います。
本当はプロ並みにできるようになりたい、技術を身につけたいと思っていても年齢が足枷となって思いきり踏み出せないということがあるはずです。
本当はもっと突き詰めてやりたいのに「年が…」という言葉が邪魔をして思いきりできない。
その気持ちを抱えたまま悶々とした気持ちでボクシングを中途半端に続ける。
ホントにもったいないと思います。
天野さんのように60歳からブレイクダンスを始めるのはとても勇気が要ります。
だって一つも技が完成しないまま終わることだってあり得るんです。
でも、もしそう思って躊躇していたら、躊躇しながらブレイクダンスをしていたら、天野さんが注目されることはなかったと思います。
見てください。
天野さんの服装を。
B-boyそのものです。
60代で10代のような服装を着て10代のように踊る。
勇気いりますよ。
20代の完成されたダンサーには天野さんの技術は見向きもされないかもしれません。
でも天野さんの60代の筋力で10代のように動く技術は10代のこれからブレイクダンスを始めようと考えている人達や運動が苦手な人達のいい見本になると思うんです。
ボクシングもそうです。
若いボクサーより優れていないとしても他人に勇気を与えることはできます。
優れていないからこそ、その技術に注目してくれる人もいます。
今は本当に凄い人が見過ごされるような時代じゃなくなったんです。
まとめ
よもやま話になってしまいましたが、まとめます。
僕は年齢が何か新しいことを始めようとした時の言い訳になってはいけないと思っています。
だから、僕は強くなりたい人は全員に遠慮せず「最強」を目指してほしい。
ゴールがプロじゃなくても、本気でやることには後から大きな意味がついてくると思うんです。
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