面白い試合が決まったみたいです。
中谷選手はライト級でロマチェンコを倒したテオフィモ・ロペス選手と対戦し最も苦戦させたと言われている選手です。
僕も試合を見ましたが、どちらが勝ちでもおかしくない判定だったと思います。
アウェイの試合だったのでその分だけジャッジがロペス選手を評価したのかな?とも思います。
内容はそれくらい接戦でした。
ロペス戦スコアカード
118 | Dave Braslow | 110 |
119 | Bernard Bruni | 109 |
118 | Larry Hazzard Jr | 110 |
スコアカードはこんな感じです。
右がロペス選手、左が中谷選手。
かなり点差がついていますが、実力的にはここまでは差は感じない試合だったと思います。
僕は同じ日本人として中谷選手を勝ちにしたかった試合でした。
百戦錬磨のロマチェンコ選手がいくにいけなかったロペス選手のパワーとスピードに対して怯むことなく戦えた中谷選手の肝の据わり方は半端じゃありませんよね。
中谷正義復活
相手のベルデホ選手はライト級とは思えないスピードと一発でKOするパワー、テクニックのある選手です。
ライト級で世界チャンピオンに成れる素質のある選手だと思います。
ベルデホ選手の良さは持ち前のパワーとスピードで相手を怯ませて、委縮させて飲み込んでいくという感じだと思います。
身体能力は高いですが、ロペス選手の方がスピードもパワーも優れていると思います。
ロペス選手のパンチで怯まなかった中谷選手を動揺させるほどではないと感じます。
不安はベルデホ選手の方が背が高いことですかね。
ロペス選手との試合では10cm近くあった中谷選手の身長のアドバンテージが小さくなります。
もう一つ、不安とう言うか僕が感じたことですがロペス選手はロマチェンコ選手との試合程の準備を感じなかった、負けにくいスタイルを徹底していなかったことです。
具体的には長身の中谷選手にロペス選手自ら積極的に、強引に仕掛けてきました。
集中も切れ切れで常に集中しているわけではなさそうでした。
僕はロペス選手でも中谷選手でもないので、客観的に見て判断するしかありません。
だから中谷選手の長身とジャブが効果的にロペス選手ペースを乱していて、中谷選手がそうさせていただけなのかもしれないので、一概にロペス選手の準備が足りなかったとは言えません。
すみません。
まとまりがないので、何が言いたいのかまとめます。
海外のボクシングファンも有識者もプロモーターも同じように中谷選手は強豪であると知っているということです。
中谷選手が良かったと仮定してベルデホ選手も試合へ備えてくるはずです。
あの試合を見ているはずなので中谷選手の良さ、特にジャブと長身に関しては間違いなく対策が講じられていると考えられます。
対策したからと言って中谷選手のジャブと長身が封じられるとは思いませんが、とにかくよく知らない日本人と戦うっていう認識ではないはずです。
つまり、結論として今回ベルデホ選手は負ければ言い訳ができないし、ベルデホ選手のファンも擁護できないってことです。
中谷選手がこの試合に勝つことの意味は大きいです。
だってライト級最強のPFPとまでまで評価されるようになったロペス選手を最も苦しめた中谷選手の復活を意味するからです。
国内外で「中谷が最強じゃね?」という意見が増えてくると、PFPで4団体統一王者のロペス選手と日本人である中谷選手の再戦が実現するかもしれないんです。
コメント