【結局】まさか、メンタルを鍛えることから目を背けていませんよね【メンタル】

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よもやま話メンタル

弱い自分から目を背けて逃げることは絶対にできません。
あいつは一番苦しい時にこそ、足を掴んで谷底へ引きずりこもうとして来るんです。

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弱い自分の強烈な誘惑

ボクシングであれば技術や筋トレは一生懸命やるけどメンタルトレーニングはしたことがない。
仕事でも営業テクニックや最新技術の勉強は熱心にやるけどメンタルトレーニングはしていない。

僕がそうでした。
あいつから目を背け、ひたすら逃げ続けて技術やフィジカルトレーニングばっかりやってきました。

「フィジカルが強くてボクシングが上手ければ勝てる」
僕は弱い自分の強烈な誘惑に負けてこんな風に考えていたんです。

でもそれではだめです。
これだと練習が強いだけで終わってしまいます。
ボクシングでも仕事でもなんでもそうだと思いますが、本番で力が出せないと意味がありません。
厳しい言い方ですが、練習でどれだけ強くても人を魅了するような価値は一切生まないんです。
それどころか「あいつは練習だけ凄い」の烙印を押されて馬鹿にされる可能性すらあります。

ボクシングでは特に顕著だと思います。
スパーリングだけ強くて本番で力が出せない選手は沢山います。
サンドバッグ打ち、ミット打ち、シャドーボクシングは上手いのにスパーリングで力が出せずやられてしまうとか、自分より格下にだけ強い。
そんな選手も沢山います。

偉そうに言っていますが僕だってそうです。
自分のメンタルが弱すぎて自分自身を嫌いになることなんてしょっちゅうあります。

しかし、だからこそメンタルトレーニングの重要性を切実に感じます。

断言しますが、メンタルが弱い世界チャンピオンはいないしメンタルが弱い一流のビジネスマンはいません。
鬼のようにメンタルが強いはずです。

僕はボクシングに限らず人生を充実させる為に、メンタルの強化について真剣に取り組むことを心の底からお勧めします。

メンタルから目を背けたら絶対に勝てない

練習では完璧な強さなのに試合ではボロボロ。
練習ではあれだけ流暢に話せたのにいざ本番では片言の外国人以下の日本語を話している。

あれだけ商品の良さを勉強したのに、5%も伝わっていない。
それどころか、しどろもどろな話し方で商品そのものが持っていた価値を損ね、取扱説明書以下の存在に成り果てている。

本当は圧倒的な知識や技術があるのに、それをアピールできず誰にでもできる簡単な雑務をせっせとこなしている。

挙げれば切りがありません。
僕はボクシングの前に営業の仕事をしていました。
知識は詰め込んだのに本番でそれを伝えきれず何度も後悔したし、ボクシングでも練習では簡単にできることが本番ではできないなんて失敗を何度もしてきました。

営業が上手くいかないのは知識が足りないからだと猛勉強しました。
資格も取りました。
だけど上手くいかない。

試合で上手くいかないのはボクシングが下手だからと猛練習しました。
だけど本番で力が出せない。

違ったんです。
僕は失敗を重ねて少しづつ分かってきました。
考え方とやり方が間違っていることに。

知識は十分、技術も問題ない。
だけど人生がうまくいかないと感じるのは心配し過ぎ、恐れ過ぎなだけかもしれないんです。

足りないのはメンタルの強さです。
営業をやっていた頃は資格も持っていない同期のサイコ野郎(今でも友達)が碌に知識もないのにバンバン商品を売っていました。

ボクシングでは真面目な選手ほど本番で緊張してしまって本来の力を出すことができません。
控室でリラックスしている選手の方が試合が始まると一変して力を出しきれたりします。

彼らに本番だけ異常に強くなるとか、怒りによって覚醒するといった漫画のような特別な設定があるわけではありません。
彼らは本番で練習の力が出せるだけです。
普通の人が練習の半分のところを100%発揮できるから強いんです。
ただそれだけです。

でも本気で物事に取り組んでいる方なら、それだけのことが途方もなく難しいこともご存知だと思います。

もしも、真面目に練習している人が本番で100%の力が出せれたのなら。
もう敵なしです。

メンタルを鍛えることから目を背けたら、どれだけボクシングが上手くなっても、世界チャンピオンより上手くなっても勝てないんです。
ボクシングや仕事の練習や勉強は当然大切だけど、メンタルを鍛えることはそれ以上に重要です。

もし練習の力が本番で出せれば。
どれだけ他人から評価されるかイメージしてください。
営業なら給与に大きく影響しますし、企画プレゼンが練習通りできれば半年後にはキャリアに大きな変化をもたらします。

僕は元々本番に弱かったし、今でも一流の選手と比較してメンタルが強いとは少しも思いません。
だけどかつての自分より遥かに強くなったと断言します。
失敗を恐れ、自分の意見が間違うことを恐れ、他人に批判されることを恐れ、何もできなかった頃の僕とははっきりとレベルが違います。
苦労の末、控室で落ち着いて緊張していないように見えると言われるようになりまいた。
時に元々メンタルが強いのだと思われている節もあります。
でもそれは全く違います。
始めの頃は「俺はゴロフキン俺はゴロフキン…あぁ、試合中止にならないかな」と控室で錯乱していました。
僕が自分の弱さから逃げることをやめて立ち向かわなければ、そのまま何一つ変わっていなかったはずです。

今では普通の人より圧倒的にメンタルが強い自信があります。
メンタルは正しい知識と正しい実践で鍛えられます。

ボクシングが上手い選手よりパンチが強い選手より、速い選手より、僕は勝負を諦めない選手の方が怖いです。

弱い自分からはどう足掻いても逃げられないんです。

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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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