僕は最近、調子を落としいるんです。
走る速度はそんなに変わらないし、スパーリングもやることはやれる。
だけど、気持ちが乗らない。
反応が鈍い。集中が続かない。
そんな日がずっと続いていました。
未だに続いており苦しめられていますが、自分の生活習慣を見直すきっかけにしています。
自律神経失調症
この間はどうしても気持ちが乗らなくて、練習も休んで家で休んでいたんです。
僕は基本的に休みの日はひたすら本を読んでいるんです。
休むのが大の苦手です。
何かをせかせかとやっていないと不安に襲われるからです。
でもその日は勇気をもってぼーっとしてみたんです。
そしたら気がついたら2時間ほど眠っていました。
学生の頃授業中に居眠りはありましたが、大人になってから、特にボクシングにのめり込んでからはこんなことは殆どありません(できません)。
普段は熱中症防止の為にエアコンをつけて眠っているんですが、この日は居眠りだったのでエアコンをつけていなかったんです。
この時期の昼寝なのでぐしょぐしょの汗だくになりました。
自分でも低くらい汗びっしょりです。
でもなんだか頭がすっきりしているんです。
勿論昼寝で睡眠不足が補われたのもあるとは思います。
でも普段の睡眠と違うんです。
頭がすっきり、心が軽くて体も軽い。
そして同じ晩もエアコンを消して寝たんです。
翌朝も比較的すっきりしていました。
嬉しくて妻に報告(僕が朝早いので別々に寝ています)しにいったくらいです。
妻にはいつも寝れないという相談をしていたので、ついつい日曜の朝6時に嬉しい報告をしたくなってしまいました。
気になってその理由を調べてみました。
人間には自律神経というものがあるそうです。
まずはその説明をさせてもらいます。
自律神経
自律神経は体内の環境を整える役割のある神経です。
「自律」とあるように勝手に働きます。
この神経は僕達が意思で動かすことのできない内臓の調整を担当しています。
自律神経は人間の生きている環境を二つに大別し、それぞれに合わせた神経系を用意しています。
『興奮時の交感神経』と『安静時の副交感神経』の二つです。
交感神経
日中のストレスがかかる状態でONとなる神経。
「闘争と逃走の神経(英語ではFight and Flight)」などとも呼ばれるように、激しい活動を行っている時に活性化する。
Wikipedia
具体的な機能を上げるときりがないので、簡単にまとめると何かが起きた時の為にすぐに動ける待機状態を作り出します。
刺激に対してすぐに動ける状態なので心拍も高く、情報を集める瞳孔も大きく開いています。
日中を担当している神経で、夜間は働きが弱まります。
バッキバキに開いた目と神経の興奮状態で寝られる気味の悪い人はいませんよね。
副交感神経
交感神経と相反する機能を持つのが副交感神経です。
交感神経系と対称的な存在であり、心身を鎮静状態に導く。
Wikipedia
睡眠時の安静状態や家でリラックスしている時に優位になりやすい神経で心拍数を低下や瞳孔の縮小、逆に胃腸の働きを活発(睡眠中に消化吸収する)にします。
食べたら眠くなるのは効率よく栄養を吸収するためですね。
眠る前の状態なので体はだるくなるし頭はぼーっとします。
この状態で日中の活動はできません。
自律神経失調症
これらの神経が上手く機能しないと眠ろうとしているのに目がバッキバキになったり、活動したいのに心拍数が落として内臓機能を低下してダルくなったりと、本来体に備わっているはずの機能が低下してしまうんです。
不規則な生活習慣であったり大きなストレスに長期間さらされたりした場合に起こりやすいみたいですね。
エアコンと自律神経失調症
寒暖差のある場所を行き来すると汗をかいたり冷えたりで自律神経の切り替えが追い付かずに混乱して、常に交感神経ONとか副交感神経ONの状態が続いてしまうみたいです。
熱中症も怖いですが、自律神経失調症も怖い。
たまには汗をかいて寝るのもいいかもしれません。
汗腺を刺激すると自律神経を刺激するという側面もあるようです。
たまには息抜き
昨日は妻と映画も見ました。
しかも当たりの映画だったんです。
久しぶりに妻とこの「場面があーだこーだ」言って、思考からボクシングなくなっていました。
たまには息抜きしないと、人間は続きませんね。
僕は「一流の人は休んでいるように見えない」って妻に言ったんですよ。
一流の人って休むことなくバリバリ働いているように見えるじゃないですか。
そしたら妻はこう言いました。
「効率よく働く休みの配合も知っているんだよ」と。
なるほど、ハイペースで走り続けるための休みの配合も一流なんですね。
休みすぎは二流、でもずっと走り続けようと考えるのも二流。
活動と休息が最高のバランスを保っているから、一見すると走り続けているように見えるんですね。
まとめ
不調の原因は自律神経の乱れかもしれません。
規則正しい生活を見直すことで復活させられます。
エアコンは快適だけど調子を落とす原因かもしれない。
一流は休み方も一流。
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