東日本新人王開幕 無観客の可能性を感じた

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昨日東日本新人王が開幕しました。
毎年恒例の行事でしたが、コロナの影響もあってかなり後ろ倒しされちゃってました。

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無観客試合の可能性

A-SIGNのチャンネルで生配信が見られました。
この試合には僕はかなり可能性を感じたんです。

『数百人くらいかな?』なんて思っていましたが、常時1000人以上の視聴者がいて、ピークは1200人を超えていました。

僕もコメントをしながら観戦させてもらいましたが、楽しかった。
「コメントしながら、流れてくるコメントを見る」
と言うのは僕が高校生のころはまっていたニコニコ動画を思い出させて、かなり面白かったんです。

そこでは色んなヤジが飛び交いますが、頑張って粘る選手を応援する声や華麗な動きや強烈なパンチに対するコメントによる歓声も起こりました。

この一体感は後楽園ホールとは違っていて、また別の味なんじゃないかと思います。

中には4回戦マニアの方もいて、初めて4回戦を観戦したであろうファンに4回戦の魅力を伝える場面もあったんです。
どんな楽しいイベントでも楽しみ方を知らなければ楽しめません。
コメント内でファン同士の交流が生まれ、意見交換しボクシングへの理解を深め合う。
もし、僕が選手で無かったなら、もっともっと熱中していただろうと思えました。

中には選手をディスるコメントもありましたが、基本的には選手をリスペクトしたり、試合の展開を予想、解説するマニアも沢山いて、いちボクオタとして楽しめたんです。

もし、これが全日本決勝やタイトル戦のような大舞台であれば、もっとコメントは激化してファンが贔屓の選手を応援し、ヤジを飛ばしでどんどん熱くなることも予想できました。

無観客の懸念

現状は収益化が大きな壁だと思います。
仮想通貨のような価値の交換が容易な手段がもっと普及すれば…投げ銭をしたファンへの対価をしっかりと支払えれば…と直感的に感じました。

でも新人王の予選ですら1000人以上が視聴していたんです。
SNSで上手く宣伝すればもっと集客できるかもしれませんよね。
人々が集まる場所は価値を生みます。
広告だってつくかもしれません。

今回は投げ銭を行って少しばかりの収益化は行われていましたが、このやり方はあまり続かないんじゃないかと思ってしまいました。

投げ銭自体はとても面白いと感じました。
でも、慣れてくれば投げ銭を行うことへの興奮も薄れていきますし、そもそも投げ銭自体が誰の何に対するものなのか分かりません。

投げ銭を行う選手への指名でき具体的に『この動き凄い!』みたいなことができれば、それに賛同したファンがまた投げ銭をして…とか。
またその投げ銭の対価として例えば選手の使用したグローブやグッズ、サインなどファンが形あるものを受け取れる仕組みがあれば、「競り」みたいにもっと加熱しそうだとも感じました。

アイドル、スポーツ選手、俳優…などなど。
ファンにも序列があります。
ファンもファンの中で特別でありたいんです。

ファンA『俺はあの選手をデビュー戦の頃から知っている。証拠にデビュー戦で使用したグローブを持っているからな』
ファンB『グヌヌ(あの時の投げ銭した奴か)…』
みたいなことが起こるわけです。

例えば将来のチャンピオンが新人王戦に出ている可能性があります。
ファンはその選手を『駆け出しの頃から目をつけていた』という証明を受けとれるわけです。
これはファンの序列のかなりの上位に位置付けられるし尊敬もされると思います。

今はSNSでファンがその序列を競っていたりします

『新人王』って本当に面白いんですよ。
4回戦だからこそ、そして選手は日本ランキングをかけて執念を燃やして戦います。
意地と意地のぶつかり合いだからこそ熱狂できます。

泥臭い選手が華麗な選手をキャンバスに沈めたり、若き秀才が颯爽とトーナメントを駆け抜けたりと、ボクシングの醍醐味が詰まっています。
他のエンタメに僕は負けていないと思っています。

そして新人王の中から必ずチャンピオンが生まれます。

ファンなら未来のチャンピオンを新人王から目をつけていたって自慢したいと思います。

注目選手

今回の試合の注目選手です。

吉岡新

youtubeでコメントしたんですが、『ゴツい』ボクシングです。
まず、身体がSB級には見えません。

アズマー田中選手の方が上手かったんですが、密着してフィジカルでゴリゴリ削って倒しました。

このフィジカルで身体の使い方覚えて戦略に磨きをかけるとやべぇなと感じた選手です。

二瓶竜弥

吉岡選手と同じくSB級の選手で左アッパーが得意パンチでしたね。
中林選手の固いガードの隙間に滑り込ませるようなパンチで効かせもしました。

吉岡選手の固いガードにも滑り込ませることができるとおもいますが、吉岡選手のフィジカルは中林よりずっと強そうでしたので、スタミナに不安を感じた二瓶選手不利か?

まとめ

A-SIGNさんには面白い企画をどんどんやってほしい!
ファンも形に残る何かが欲しいんじゃない?

普段4回戦を見ない層にアピールするチャンス。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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