デービスに勝てる? レオ・サンタ・クルス 分析

選手分析
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ニックネームはEl Terremoto = 地震。
スペイン語みたいです。

YouTubeのコメントで知りましたがデービス選手との試合が決定したんですね。
本当に申し訳ないんですが、ほとんど知りませんでした。
Boxrecを見るとメキシコ人、戦績は37勝1敗1分。
勝ちの内17がKOですね。

かなりの好成績で、B級、SB級、Fe級、SFeの4階級チャンピオンです。
謎なのが、サンタ・クルス選手はFeとSFe級のチャンピオン?ってことです。
よく分からないことがありますからね。ボクシングは。

Wikipediaなんですが、ご覧の通り、Fe級とSFe級のチャンピオンとなっています。

意味はちょっと分かりませんが、デービス選手との試合はサンタクルス選手のベルトの防衛戦になるのかな?

L級タイトル?
どっち?

サンタ・クルス選手の身長は171cmですね。
デービス選手が166cm。
5cmの差なのでデービス選手にとってはそんなに大きな差ではないかも。

デービス選手は現在L級のチャンピオンですが、この試合は既述のように試合はSFe級ですね。

勝った場合はデービス選手がL級のチャンピオンとSFe級のチャンピオンで、負けてもサンタ・クルス選手はFe級のチャンピオンのまま?

この辺はどうなるのか不明です。

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分析

試合内容は「Carl Frampton vs Leo Santa Cruz 2」。

負けた試合が見たかったんですが、探せず。
MD(判定が割れた)で接戦だった試合を選びました。

丁寧なボクシング

大胆に飛び込んだりせず、細かく細かく少しづつ距離を詰めますし、守りが疎かになることもほとんどありません。

下がる時も大きく跳び退いたりせず、細かくステップバックで一定の距離と常に打ち合える姿勢を保ちます。

常にグローブがこめかみにつくほど、がっちりみっちりガードを上げています。
足を使う時も打ち合う時もです。
相手のパンチやフェイントにも大袈裟に反応せず最低限の動作で対応、どっしりと安定感のあるディフェンスです。
ここまで徹底されるとクリーンヒットを奪うのは難しそうに感じました。

さらに、攻めも守りも左がベースです。
「左利きなのかな?」って思いました。
それくらい左主体のボクシングです。
攻撃を仕掛ける時も左を細かく突きながら、フェイントで攪乱しながら、左に始まり左で終わります。

丁寧なボクシングですが、慎重さなだけでなく、大胆さも合わせもっています。
基本的にクリンチをしたり、逃げるようなフットワークはしません。
打ち合う時はリスクを厭わず打ち合います。

負けは一つだけでかなり勝率が高いですが、相手の良さを消してしまうスポイラータイプでもなく正々堂々な感じです。
危険な距離でも普通に打ち合います。

危険をを厭わず打ち合えるのメンタルの強さと打ち合いの丁寧さがサンタ・クルス選手の一番の強みですね。

右より左が得意な印象も受けました。

懸念

デービス選手より身長だけなら高いですが、全体的なサイズ感でデービス選手が勝ります。
パワーに関しては大きな不利ですね。

上の試合ではロープに詰まっても、クリンチしたり足を使って横へ逃げることはあまりなく、相手のフランプトン選手に連打される場面もよくありました。
固いガードでクリーンヒットはほとんど許しませんでしたが、デービス選手のパワーならサンタ・クルス選手のガードの上からでもバランスを崩せると思います。

バランスが崩れた瞬間を狙われると守りの固いサンタ・クルス選手と言えど、ダメージを負ってしまうはずです。

まとめ

丁寧なボクシングで気持ちが強く長期戦に強そう。
派手さはないけど崩れにくい、崩しにくいボクシング。

デービス選手のように腕を下ろして、様子を窺いながらの一発狙いの変則的な攻撃ではなく、基本に忠実にジャブ、ガード、細かいコンビネーション。

前半が強いデービス選手の攻撃(特にボディー)をしのげばチャンスあり?
デービス選手はスタミナがあるとは言えません。
長期戦に強そうなサンタ・クルス選手なので、試合が長引けば分からりませんね。
9ラウンドまでにボディーで削って体力を奪えば、サンタ・クルス選手の手数と細かいコンビネーションであれば後半手数で押し込めそう。

サンタ・クルス選手はデービス選手の後半の失速を狙って、デービス選手は守りの固いサンタ・クルス選手を崩すために。
お互いにボディーがカギになる?

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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