”テイクオーバー” ロペス 分析

選手分析
選手分析

ロマチェンコ選手選手と4団体統一戦を控えているテオフィモ・ロペス選手の分析をしてみます。
ライト級は強い選手が沢山いるので誰が一番強いのか気になりますね。

一度ブログでもYouTubeでも解説しましたが、選手個人について分析してみたいと思います。

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分析

瞬発力

一瞬のパワーとスピードが半端じゃありません。
基本的にはゆったりと動いていますが、一瞬でトップスピードへ達します。
試合後はバク宙を決めたりとホントにバネ人間ですね。

バネ人間のイメージがあるのはこれまたライト級のデービス選手ですが、ロペス選手も負けていません。

コンビネーションとカウンターのリズム

ロペス選手の特徴として感じたのは単純なフィジカルの強さ以外にもこれですね。

バネ人間のロペス選手は単発のスピードと破壊力が特徴で、これが半端ないんですが、加えてパンチとカウンターのリズムが速いのも危険な要素に感じました。

お互いに見合っている時のリズム以外に、パンチとかカウンターにもリズムがあるんですが、ロペス選手はこの時のリズムがとても速いですね。

ロペス選手は向かい合っている時のリズムはそんなに早くないんです。
でも、攻めに行く瞬間とカウンターの瞬間に変拍子してリズムが上がります。

コンビネーションが4発以上でも「タタタタ」で速いリズムで打てますし、カウンターも「避ける→打つ」のリズムが「タタ」です。

速いリズムで打つことは難しくはないんです。
これを強く行うのが難しいんです。
スピードだけ意識して、身体の連動が上手くいかなければ、速くても手打ちのパンチになって強く打てません。
しかし、ロペス選手はそれがありません。
身体の連動が抜群で、運動神経の塊といった感じ。

いきなり右から打ち込むパターンが得意でこれがロペス選手の攻撃の危険度を増していると思います。
速いジャブを警戒するので右への注意が削がれて反応が遅れるので当たります。

カウンター

出鼻のカウンターがかなり速くて強く、基本的に全部狙っている印象です。

ショルダーロールも得意で頻繁に狙ってきますね。
このカウンターはアッパーやストレートなど、多彩さがあります。

やや後ろに身体を引いて顔面を相手から遠ざけています。
得意のショルダーロールを狙いやすくする姿勢だと思います。

ロペス選手に限らず強い選手ってこうな感じのバランス多いです。

相手が飛び込んでくると、この体勢で相手のパンチに備えます。

タイミングが合った時は後ろ脚に力を溜められますが、微妙にタイミングが遅れると衝撃が落ちる印象がありますね。

ただ、しっかりタイミングが合った時の衝撃はすごい。
剃刀みたいな切れ味です。

相手の右を空振りさせて右のカウンター!

常に狙っているので相手は思うように右を振れなくなると思います。

懸念

ディフェンス

懸念はディフェンスかもしれません。
上半身は動かさず同じ位置に頭があります。
腕は下げてショルダーロールを狙いますが、ジャブや細かいパンチをもらっていました。

そして結構パンチを芯で食う場面がありました。

また、ステップバックする時にスタンスがよく変わっていました。
最初の一発目はカウンターを合わせますが、その後相手が追撃したり、危険な距離を離れる時にスタンスが変わって、姿勢が崩れます。

腕がブラブラして位置があまり定まらないのも気になりました。

まとめ

ロマチェンコ選手のように細かく崩していくようなタイプではなく、隙を突いて一発かコンビネーションを狙う。
一度距離を詰めると強打と速いリズムのコンビネーションで一気にダメージを与えれる。
距離を詰め切れなかった中谷選手との試合では上手くいかなかった。

懸念はディフェンスかなあ。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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