”タンク” デービス 分析

選手分析
選手分析

フィジカル分析はしてみて、デービス選手の戦略的な部分はどうなんだろうと思ったので分析しています。

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分析

以上の試合を参考にしました。

スーパーボディーバランス

始めに印象に残るのはこれですね。
バランスがとてもいい。
どんな場面かと言うと、パンチをフルスイングした場面です。
かなり強くパンチを振り回しますが、空振りして体が前のめりなるようなことはほとんどありません。

空振りしてもし、バランスを崩してもすぐにバランスを立て直して体を寄せたりと大きなミスにしないテクニックがあります。

これには身体の強さもそうですが、上記のリンクのフィジカル分析の記事でもやりました。
骨盤の位置をコントロールしてバランスを安定させていると考ています。

超絶バランスがいいのでパンチを強振しても体幹がぶれず、ブレーキ効果が起こせます。

僕的には『デービス選手はナチュラルにかなり難しいことやってんなー』って感じました。

いきなりフルスイング

あまり細かくジャブを突いたりはしません。
動きながら様子を窺って飛び込んでフルスイングです。
極端に言うと一発狙い。
上記のボディーバランスと組み合わせてフルスイングを何発も連打できます。
パンチの種類もストレートからフック、アッパーと多彩で、状況に合わせて打ち込んで行く感じ。

それに加えて時々リズムを変えてコンビネーションも使ってくるので相手としては対応しにくいですね。

唐突ボディー

フルスイングの中に織り交ぜるボディーブローがかなり効果的です。
デービス選手のパワーとスピード、それらに加えてパンチの種類の豊富さを考慮すると防ぎにくい。

このボディーブローは顔面へのパンチが当たらないと見るや唐突に飛ばしてきます。
狙っている雰囲気がないので相手はそれを読めず、力が入っていない瞬間にクリーンヒットを奪われます。

デービス選手はサウスポーなので肝臓に左の得意のパンチがめり込むことになります。
想像したくありませんね。

ディフェンス

メイウェザー選手と同じようなフィリーシェルスタイルです。
アメリカの強い黒人選手って全部これな気がします。

デービス選手も例にもれずショルダーロールが上手い。
基本的にインサイドであっても問題なくこれでディフェンスします。
フットワークも速くて上手いんですが、足を止めた打ち合いもできます。
ディフェンスをする時も顔面の軸をしっかり隠してヘッドムーブメントするのでダメージを与えるのは大変そうです。

既述のようにどの距離でも戦えるのもデービス選手の強みだと思います。
近い距離での打ち合いもディフェンスの上手さとカウンターが上手さがあるので、相手の自由にはさせません。

懸念が無いわけではありません。

スタミナは?

スタミナはどうだろう。
デービス選手の手数は多くありません。
攻めない時間はスピードとディフェンスを活かしてカウンターを狙っています。
スピードとパワーで相手を脅かしながら休む感じです。

上のリンクの一番上の動画では、一気に攻めたラウンドの後のラウンドは明らかに疲れて休んでいました。

あれだけ運動強度なので12ラウンド継続するのは困難だと思います。

体格

デービス選手って確かライト級ですよね。
正直小さい166cmですよね。
ライト級でも小さいロマチェンコ選手より小さいですし、ライト級だと大柄な選手は180cm近くあります。

体格差はボクシングにおいては大きな不利です。

まとめ

かっこいいボクシング。
爆発的なパワーと巧みなディフェンス。
どの距離でも戦る幅も意外とある。

でも体格が小さい。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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