昨日なんですが、僕のトレーナーをしてくれている石原トレーナー(https://twitter.com/ptishihara)が練習の前にラインで動画を送ってきてくれました。
これを練習しようと。
今は情報に溢れている時代です。
いくらでも知識があります。
僕達選手やトレーナーに必要なのは、それを探し出す熱意と活用するアイディアです。
youtubeなんて最高のツールです。
言葉で説明されるより動画で説明された方ができるようになります。
色んな選手の試合を見ることはそれだけで効果があります。
動画で他の人の動きを見るのって科学的に上手くなる方法なんです。
ミラーニューロン
霊長類にはミラーニューロンという脳細胞があります。
この細胞は自分が活動している時、そして人の動きを見ている時に活性化します。
つまり、人の動きを見ると自分が動いているかのように脳が活性化されるんです。
モノマネが上手い人はこのミラーニューロンが非常によく機能していると言えます。
このミラーニューロンは霊長類が群れで行動する上で、他の個体の感情を共有する為に手に入れた能力だと言われています。
泣いている人を見ると悲しくなりますよね。
あんな風に群れの中で感情を共有する為に手に入れた能力なんです。
そして、それは他人の動きを真似する時にも活性化されます。
他人の動きを何度も繰り返し見ると、その動きを行うミラーニューロンが活性化されます。
何度も何度も繰り返し見ていると、その回路が活性化されるのでその動作を呼び起こしやすくなるんです。
言葉で説明されるよりも動画で見た方が科学的にも分かりやすいし効率も遥かに高いんです。
情報はいくらでもある
今はYouTubeでいくらでも試合が探せる時代です。
そして、誰でも探すことができます。
YouTubeだけじゃありません。
本だっていくらでも良書が探せます。
知識は溢れています。
難しい本でも根気強く読めば絶対に理解できます。
数学が出てきたり、記号が出てきたからっていちいち逃げ出していたら試合では勝てません。
「やるか、やらないか」次は「どうやって知識を実践と結び付けて考えられるか」です。
これは選手もそうだしトレーナーもそうだと思います。
どうやって自分の考えを伝えるか、自分の理論の正しさを証明するか。
自分だけの感覚やきちんとした論理性がなければ選手は着いていきません。
今は選手も勉強しているからです。
生半可な知識や経験、情熱には着いていきません。
僕だってそうです。
命がけでやっています。
だから、一つしかない命を粗末にするような人には着いていけないんです。
選手はトレーナーの言うことを素直に聞いているようでいて、その言葉を常に評価しています。
生半可な覚悟や熱意では志が高ければ高い選手ほど着いていかないんです。
僕も当然そうです。
傲慢に聞こえるかもしれませんが、僕は20代という貴重な時間をボクシングに捧げています。
生半可な気持ちではやっていないんです。
僕は僕の一度しかない人生を無駄にはしたくない。
選手はトレーナーの言うことには敏感だし、時に残酷な評価もします。
まとめ
今は情報の溢れた時代。
でも知っていることに価値はない。
情報の評価方法と活用方法が競争優位になる。
選手はもっと残酷になるべきかもしれない。
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