ボクシングは過酷なスポーツ 怪我、怪我怪我&怪我

プライベート

今回は試合中の怪我の側面からボクシングの過酷さを伝えてみようかと思います。
過酷だからこそ、精神の強さが問われるスポーツだと思います。

このボコボコの顔を見ればその過酷さが少しは伝わりますかね。

12ラウンド戦う、殴り合うってのは他のスポーツではなかなか味わえない過酷さだと思います
※貶しているんじゃありませんよ

『恐怖』『躊躇』『疲れ』『迷い』…。

自分の弱さを『勇気』と『覚悟』、そして『頭脳』で克服する。

僕はそこにボクシングの醍醐味を感じます。

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怪我の思い出

拳の怪我にずっと悩まされています。
試合では最後まで強く打てません(我慢して打ちますが)。

怪我をした時の写真を撮っていなかったので、文章と類似した画像で伝えてみますね。

グローブを外してまず、僕が想像したのはこれです!

『クリームパンじゃん』

こんな感じになっていました。

今は4試合連続で痛めてしまっていて、この間の東洋太平洋タイトルマッチの後は1か月間はグローブもはめられませんでした。

今はこの古傷と付き合うために新たなスタイルに挑戦しています。
いい感じにマイナーチェンジが出来ているので、次の試合を楽しみにしてください。

悪い出来事か良い出来事かを決めるのって人間なんですよね。
起きた物事ってのはただの事実であって、良し悪しはないんです。
ボクシングをやっていると特にそう感じます。
ピンチはチャンスだし、チャンスはピンチ、捉え方なんです。

時を経て振り返ってみると実は僕を成長させてくれる出来事だと信じています。
『怪我の功名』ってやつですね。

鼻に関しては詳しくはいつ骨折していたのか分からないんです。
偶然レントゲンを撮った時にお医者さんに言われました。

一度骨折した痕跡があると。
だから腫れやすいみたいですね。
何となく、あれかな?ってのもあって、一度試合中に強烈なバッティング(頭突き)があったんです。

その時めちゃくちゃ腫れていましたが、すぐに腫れが引いたのであまり深刻に考えていませんでした。
これもよくあることですよね。
その時はあまり深刻に考えていなかったけど、長い目で見た時に大きな損失をもたらす出来事。

怪我とか病気には気を付けるようになりました。

この鼻の古傷を悪化させないために、今まで以上にディフェンスに取り組んでいます。
これも『怪我の功名』です。

ベロ

これは未だに鮮明に覚えています。
新人王戦の渡邊選手との試合です。

ここでお話したように疲労困憊で倒れそうになったんです。
溺れているみたいに苦しくて、口を大きく開けて呼吸していたらアッパー。
食らった瞬間は『アッパー気をつけよー』くらいだったんですが、時間が少し経つと『どうしたんだ…めちゃくちゃ涎がでるな』と思ったんです。

で、インターバルに気がつきました。

『ベロ千切れてる…』

って。

試合中はずっと恐怖が頭を支配していて、だって時代劇でよく見るじゃないですか。
悪党に捕まった町娘が自分で自分の舌を噛み切って自殺するって演出が。

『やばい…これ死ぬ奴だ…』

恐怖が頭を駆け巡って、

『試合どころじゃねぇ、早く病院行かなきゃ』

試合中ずっとこの思考に支配されていて、勝ち名のりもほどほどに控室へ戻り、タクシーに乗って病院直行。

その日の内に手術しました。
千切れた舌はかろうじて繋がっていたので、縫い付けてもらいました。
案外人の体って丈夫で2週間もすれば元に戻っていました。

ただ今になって思いだしてみても試合中は生きた心地がしませんでしたね。
出血がひどくて、ゴクゴク飲み込みましたもん。
本当にあの恐怖は忘れません。

教訓
「苦しくても絶対に口は開くな」

まとめ

今回は怪我の側面からボクシングの過酷さをお伝えしました。
僕にとっては全てかけがえのない経験です。
『怪我の功名』という言葉があるように大切なのはそこから学んで成長の糧とすることですね。
後は失敗した時のマインドですね。

転んでもただは起きぬ

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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コメント

  1. KOKO より:

    読んだだけでも、痛すぎる………

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