普段あまりヘビー級の試合は見ないんですが、この試合はとても気になります。
どうしてかって言うとフューリー選手の個性が強いからです。
今回はフューリー選手とジョシュア選手の簡単な紹介と試合の予想をしてみます。
まずは。
アンソニー・ジョシュア
ルイス選手との試合でも取り上げた選手です。
以下簡単なプロフィール。

ヘビー級3団体統一王者。
23勝21KO1敗。
ロンドンオリンピックスーパーヘビー級金メダリスト。
身長198cm リーチ208cm
アイルランド系ナイジェリア人の父親とナイジェリア人の母親の間にイギリスのワトフォードに産まれる。幼少期はナイジェリアで育ち、11歳頃にイギリスへ戻った。ボクシングで生活できるようになる前はレンガ積み職人をしていた
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ムキムキのスーパーアスリートです。
ヘビー級トップレベルのパワーとスピードがあります。
オリンピック優勝が示す通り技術もあって、一言で言うと「スーパーマン」。
ルイス選手との試合で負けた後の再戦では消極的スタイルに変えて負けないスタイルを身につけました。
ジョシュア選手の身長とパワー、スピードでアウトボクシングされるとやばいですね。
ちょっと質が悪いと思います。
移民の子孫でボクシングをしながらレンガ職人をしていた苦労人です。
最大の武器は体格と身体能力を活かした戦い。
間近の試合は厄介なアウトボクサーでした。
タイソン・フューリー

元3団体統一王者。
31勝30勝21KO1分。
身長206cm リーチ216cm
リング上や記者会見でよく歌を披露することで有名。
Wikipedia
マイク・タイソンにちなんでつけられた名だそうで、リング内外でエンターテイナーです。
ヨーロッパのジプシーに起源があり、ベアナックル(素手)のボクシング大会に子供の頃から出場していたみたいです。
お父さんが人の目をえぐって(ヤバすぎだろ…)逮捕されたとWikipediaにある通り少し複雑な過程の出身で、その影響もあってかメンタルヘルスに問題を抱えています。
入場もなんだか愉快だし面白い人なのかと思っていましたが「双極性障害(躁鬱)」を抱えていて、気分障害に悩ませれているみたいです。
そういえば、試合でも物凄く強いかと思えば微妙な試合をしたりと二面性があります。
フューリー選手の活躍は双極性障害に苦しむ人たちの力になっているかもしれません。
12歳からボクシングを始めたということからも分かる通り、ボクシングがめちゃくちゃ上手い。
軽量級のようなすばしっこい動きもできます。
加えて2m越えの身長なのでディフェンス能力はヘビー級でも抜きんでています。
予想
既にボクシングビート7月号のインタビューで答えてしまっているんですが、ボクシングの技術で勝負するとフューリー選手にジョシュア選手は歯が立たたないと思います。
ジョシュア選手もめちゃくちゃ上手いんですが、フューリー選手はさらにその1段階くらい上の技術があります。
身長でもフューリー選手が10cm近く勝っているので、ジョシュア選手がルイス選手の時のようなアウトボクシングをしたらちょっと勝負にならないかと思うんです。
ジョシュア選手って打たれ強くもないので、フューリー選手がワイルダーⅡの時の戦い方をしたら、もしかしたらKOもあるかもしれません。
で、ジョシュア選手がやるなら身体能力を生かした短期決戦しかないかなあと。
言うは易く行うは難しでこれって頭空っぽにしないとできないんです。
今までのやり方を捨てるには勇気がいりますし、実はその為の練習も必要です。
これをジョシュア選手ができるかどうかなんですが、ジョシュア選手って一度やってるんですよね。
ウラジミール・クリチコ選手との試合がそうでした。
技術戦で上回られちゃってたんですよ。
それでどうしたかと言うと、中盤あたりのラウンドで力を一気に使ってダウンを奪いました。
勝負をひっくり返す決戦を挑んだんですが、勝負を決めるには至らずになんとか立ち上がったクリチコ選手に逆襲されちゃってダウンを奪い返されました。
そこから終盤までボコボコに殴られたんですが、耐えて耐えて体力を回復させながら虎視眈々とラストチャンスを狙っていたんです。
で、もう一度力を一気に使って勝負をひっくり返そうと試みました。
2度目は成功してクリチコ選手をKOすることができたんです。
フューリー選手はかなり波があるっぽいので、ワイルダーⅡのコンディションだと仮定します。
ジョシュア選手のスピードもパワーも技術も脅威ですが、フューリー選手の技術とスピードには敵わないんじゃないかと思います。
なのでフューリー選手の判定かKO勝ち。
コンディションが悪い場合は勝負は分かりません。
もしジョシュア選手が一点突破、一点集中で戦略を仕上げてきたら逆転もあり得ると思います。
ジョシュア選手は頭が良さそうなので、最終手段として用意していると思います。
でも一番確率が高そうなのはフューリー選手の判定、次にKOです。
ボクシングビート7月号 インタビュー
アンソニー・ジョシュア vs. アンディー・ルイス
『このデブやべぇ』
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