相手のリアクションを見ろ! 同じ失敗を何度もするな!

戦略
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4回戦はがむしゃらに戦うの?

昨日、ジムで4回戦と6回戦がスパーリングをしていたんです。
一人は山本選手。
Twitterアカウント
https://twitter.com/tomoya954o

もう一人は高根選手
Twitterアカウント
https://twitter.com/hidetoshi0524

フォローよろしくお願いいたします。

高根選手はまだまだな僕のことを慕ってくれいてトレーニングについて色んな質問をくれるんです。
ボクシングへの大きな情熱を感じます。
がむしゃら、無我夢中です。

山本選手は上手い。
強気と弱気、精神的なムラが少し気になるけどスピードがあって上手いんです。

普段は4回戦や6回戦のスパーリングを見ることはありませんが、この両選手は少し興味があったので見てみました。

そこで僕は色んなことを感じたんです。
そのことについて書いていきます。
そして今回お話するのはボクシング指導の現場で僕が感じていることでもあります。

同じ失敗を何度もするな!

高根選手は山本選手をロープに追い詰めると興奮してパンチを振り回します。
山本選手は冷静に対応するので、高根選手は何度も掴んだチャンスを逃してしました。
それは別にいいんです。
そんなことは僕もしょっちゅうです。
それを意図的にやって、何かに挑戦しているのならいいんです。
反省して改善していけます。

ただ僕が問題に感じていたのはそれに気がついていないように見えたことです。
全く同じことを5ラウンドのスパーリングで何度もやっていました。
ミスをミスだと気がつかない。

そして山本選手は疲れた時に足を止めます。
そこでこれまで重ねたヒットを全て挽回されてしまうんです。
疲れてただ休んではだめです。
試合で相手はそこにつけ入ります。
どうやって誤魔化すか、やり過ごすかも覚えなければなりません。

カウンターの気配を見せるでもいいし、表情を『打ち合うぞ』って強気に一変させるのも手です。
相手は怯んで手数が減ります。

ボクシングは戦略

ボクシングは戦略です。
このブログでは自分でも呆れるほど連呼しています。
それほど僕は重要視しているんです。
しつこいようですが、戦略は計画です。
場当たり的にその場しのぎで対処するものではないのです。

相手が自分の動きに対して『どう反応するのか?』
そして『その反応をどう利用してやろうか』を考えなければなりません。
その方法が試合で使えるように練習で準備するんです。

例えば相手のパーリーやブロッキングが大袈裟なら「フェイントでその動作を引き出して利用してやろう」とか。
もし接近戦を嫌がる相手なら「接近戦というカードをどう効果的に切れば相手をこちらの土俵へ引きずり込めるだろうか?」とか。
右にばかり逃げるなら右フックを使って逃げ道を塞いでリングをカットオフするとか。
相手の狙っているカウンターが分かったら、わざと餌を巻いて逆にカウンターを狙うとか。

スパーリングではこんな感じで色んなノウハウを蓄積していかなければなりません。
試合では練習していることしか出ないからです。

最適反応戦略

相手の反応により自分の動きを決定することをゲーム理論では『最適反応』とか『反応戦略』と言われます。

僕は『ゲーム理論』というものにたどり着いて戦略を考える上で常に参考にしています。
とても難しいのでまだ勉強段階ですが、「ハッ」とするような発見が沢山あります。

興味がある方は『グレッグ ジャクソン ゲーム理論』このリンクをクリックしてください。
グレッグ・ジャクソン氏はMMAにゲーム理論を持ち込み猛威を振るった”MMA未経験”トレーナーです。

野球に統計を持ち込んだ野球ドヘタマネージャーの奮闘劇です。

話を戻します。
『反応戦略』はやろうと思って簡単にできることではありません。
訓練が必要です。
試合中は特に頭が真っ白になります。
だから練習で徹底しなきゃなりません。

なにより試合中に思いついたアイディアをやるなんてのは失敗する確率が高すぎますね。僕は絶対にそんなリスクは冒したくない。
勝負事は如何にしてリスクを避けるかがカギです。
どうやってリスクを減らすか。

試合で簡単にできるようになるまで練習で徹底的にやるんです。
実戦で相手がやる癖ってのは大体が似通っているんです。
だから用意する『反応戦略』は実はそんなに多くありません。

余程特殊な選手でない限りは、練習をほんの少し応用するだけで対応できるようになるんです。
これは言い換えれば『変則 + 強打』が強い理由でもあります。

『4回戦はがむしゃらでいい!』はやめとけ

よくあるのがこれ。
理由は分かります。
ボクシングを始めたばかりは考えすぎて手が出ないなんてことはよくあるからです。
理由は分かっていますが、僕はこれを否定しておきます。
世界チャンピオンなど強い選手ほど『インテリジェンス』とか『リングIQ』を重視しています。
世界チャンピオンが口を揃えてそう言っているんです。無視できません。
「ふーん頭がいい方がいいんだ」
これで終わったらダメなんです。
僕がそうでした。全く進歩しません。
「頭がいいって具体的になんだ?」
ここまで考える必要があります。

4回戦から頭を使え!

先ほども言ったように手が出ない選手はいます。
でも『行け!』で行けるわけないんです。
『行けない』理由を考え抜くべきです。
「ジャブのモーションが読まれている?」「表情に出ている?」「リズムが同じ?」「フェイントがない?」などなど細かく分解していけば見えてくる原因があるはずです。
具体的な方法でアプローチすれば覚悟を決めて特攻なんかしなくても自然と『行ける』んです。

具体性が何故重要なのか」は以下の『サウスポー対策』や『長身対策』『試合で勝つ戦略』についてのページでも解説しています。

4回戦の頃から頭を使うべきです。
既述のように頭を使うボクシングは徹底的な訓練が必要です。
いきなり8回戦からやタイトルマッチが決まってからできるようにはなりません。
4回戦のうちから相手の癖を見抜き、それに対応する『反応戦略』を幾通りも用意しておくべきなんです。

『反応戦略』は一つ一つが『スキル』でそれらを組み合わせれば強力な『スキルセット』が出来上がります。

もしこれを4回戦から続けていれば効果的な組み合わせが見えてきます。
きっと大きな差になるはずです。
がむしゃらにやるのは大切です。
でもそこの効率も重要視してください。
『スキル』と『スキルセット』については以下を参照してください。

まとめ

頭の良さも訓練しなければ身につかない。
4回戦から相手のリアクションを利用する方法を考えましょう。

今回は僕が4回戦と6回戦の選手のスパーリングを見て感じたことをまとめました。
頭のいい選手は4回戦から頭を使っているんです。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人
ストイック長濱

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
WBC世界同級34位
WBO-AP同級3位
角海老宝石ジム所属

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